ムゼッティにハンブルク決勝の借りを返したアルカラスが準々決勝へ [フレンチ・オープン]
今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月28日~6月11日/クレーコート)の男子シングルス4回戦で、第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)が第17シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)を6-3 6-2 6-2で下してベスト8に進出した。試合時間は2時間8分。
ロラン・ギャロスに4年連続出場(2020年の予選敗退を含む)となる20歳のアルカラスは、昨年の大会で自己最高のベスト8をマーク。そのときは4試合を勝ち抜いたあと、準々決勝でアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)に4-6 4-6 6-4 6-7(7)で敗れていた。
ケガでオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)を欠場したアルカラスは2月からシーズンを開始したあと3月のインディアンウェルズ(ハードコート)と5月のマドリッド(クレーコート)のATPマスターズ1000大会を含む4勝を挙げ、30勝3敗の戦績で今大会を迎えている。
この結果でアルカラスは、ムゼッティとのプロ大会での対戦成績を2勝1敗と勝ち越した。ツアーレベルでは昨年7月にハンブルク(ATP500/クレーコート)の決勝で一度顔を合わせており、ムゼッティが6-4 7-6(6) 6-4で勝っていた。
同世代のふたりはジュニア時代の2018年9月にジュニアデビスカップ(ハンガリー・ブダペスト/クレーコート)の準決勝で対決しており、アルカラスが6-2 7-6(2)で勝利をおさめていた。
今大会でのアルカラスは1回戦で予選勝者のフラビオ・コボッリ(イタリア)を6-0 6-2 7-5で、2回戦で日本のダニエル太郎(エイブル)を6-1 3-6 6-1 6-2で、3回戦では第26シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)を6-1 6-4 6-2で破って16強入りを決めていた。
アルカラスは準々決勝で、第5シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)と予選から勝ち上がってきたセバスチャン・オフナー(オーストリア)の勝者と対戦する。
写真◎Getty Images
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