サバレンカがスティーブンスの挽回を押し返して準々決勝進出「決めるには完璧なショットを打たなくてはならなかった」 [フレンチ・オープン]
今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月28日~6月11日/クレーコート)の女子シングルス4回戦で、第2シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)が2018年大会準優勝者のスローン・スティーブンス(アメリカ)を7-6(5) 6-4で倒してベスト8に進出した。
5-0から追い上げられたサバレンカはもつれ込んだタイブレークを制して苦しんだ末に第1セットを先取し、第2セットでは4-3からブレークバックされながらも続く2ゲームを連取して1時間41分で試合を締めくくった。
「クレーコートらしいいい試合だった。いい準備になったわ。この試合を乗り越えることができたら、この先に何が起こっても大丈夫よ。本当に本当に厳しい試合だった。多くのボールが返ってくるから、ポイントをフィニッシュするのが難しかった。決めるには完璧なショットを打たなくてはならず、とてもやり難かった」とサバレンカは試合を振り返った。
「彼女(スティーブンス)は0-5から挽回してきた。それは彼女がいかに素晴らしいファイターで、簡単に勝たせてくれない相手だということを物語っているわ」
サバレンカは次のラウンドで、第9シードのダリア・カサキナ(ロシア)を6-4 7-6(5)で破って勝ち上がった元世界ランク3位のエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)と対戦する。ふたりは過去2戦して1勝1敗で星を分け合っており、2試合ともフルセットにもつれ込んでいる。
「彼女(スビトリーナ)は動きもよく、ここパリで本当に素晴らしいプレーをしている。彼女とプレーする相手はたくさん走り回って多くのボールを返さなければならない。私は辛抱強くプレーし、ポイントを決める完璧なショットを打つタイミングがくるまで待つ必要があるわ」とサバレンカは次戦を見据えた。
ボトムハーフ(ドローの下半分)のもうひとつの準々決勝は、カロリーナ・ムチョバ(チェコ)とアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)のノーシード対決となった。ムチョバがラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のエリナ・アバネシアン(ロシア)を6-4 6-3で退け、2021年大会準優勝者のパブリウチェンコワは第28シードのエリース・メルテンス(ベルギー)に3-6 7-6(3) 6-3で逆転勝利をおさめた。
写真◎Getty Images
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