ガウフが3年連続8強入り、次はシフィオンテクに対する前年決勝のリマッチに「特にこの大会で彼女と対戦したいと思っていた」 [フレンチ・オープン]
今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月28日~6月11日/クレーコート)の女子シングルス4回戦で、第6シードのココ・ガウフ(アメリカ)がアンナ カロリーナ・シュミドローバ(スロバキア)を7-5 6-2で倒してベスト8進出を決めた。
相手のサービスゲームを2度破って5-2とリードしながら追いつかれたガウフは5-5からブレークしたあとラブゲームでキープして第1セットを先取すると、第2セット1-2から最後の5ゲームを連取して1時間31分で試合を締めくくった。
2021年のロラン・ギャロスでキャリア初のグランドスラム8強入りを果たしたガウフは昨年の大会で決勝に進出し、イガ・シフィオンテク(ポーランド)に1-6 3-6で敗れはしたが準優勝をマークした。
「ランキングに関係なくすべての試合を同じように扱うのが理想だけど、もちろん100位前後の選手に比べたら1位の選手とプレーするときは頭の片隅でそのことを考えて影響を受けてしまうと思う。選手の力はランキングだけではわからない。彼女(シュミドローバ)はシード選手にも勝っているし、軽視することはできない。でもメンタルの面で言えば僅かな違いはあると思う」とガウフは試合後にコメントした。
「どの試合もそうだけど、今日は正直に言って難しい試合だった。風に対する準備ができていなまま試合に入ってしまった。コートの片方では本当にクレイジーなくらい突風が吹いていた。いつもなら私は風の中でプレーするのは好きなんだけど、今日の状況に対しては準備ができていなかった。でも全体的には自分のプレーに満足している」
ガウフはキャリア3度目のグランドスラム準々決勝で、前年の決勝で敗れた相手である第1シードのシフィオンテクとふたたび対決する。シフィオンテクは4回戦でレシヤ・ツレンコ(ウクライナ)と対戦したが、第1セット5-1とリードした時点で相手が体調不良により棄権したため31分で勝利が決まった。
ふたりは過去6戦しているが、ガウフはまだ1セットも取ることができていない。彼女は昨年の決勝を引きずってはいないと言いながら、対策を立てるために振り返るが必要があると語った。
「情報収集という観点から、間違いなくあの試合を見直さなければならないわ。あれから彼女とは別のサーフェスで対戦したけどクレーコートでは戦っていないと思うから。サーフェスがそれほど重要かはわからないから、過去の試合をいくつか見直してどこが悪かったのか確認してみるつもりよ」とガウフは次戦を見据えた。
「正直に言うと、私はあのときから特にこの大会で彼女(シフィオンテク)と対戦したいと思っていたの。この大会では私も彼女も活躍するだろうから、実現する可能性はあると思っていたわ。ただ2人がドローのどちらに入るかがわからなかった。私たちにとってもファンにとっても素晴らしいバトルになると思う」
トップハーフ(ドローの上半分)のもうひとつの準決勝は、オンス・ジャバー(チュニジア)とベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)の顔合わせとなった。第7シードのジャバーがベルナルダ・ペラ(アメリカ)を6-3 6-1で退け、第14シードのアダッド マイアはサラ・ソリベス トルモ(スペイン)との3時間51分に渡る死闘を6-7(3) 6-3 7-5で制した。
写真◎Getty Images
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