ジョコビッチが安定の強さでハチャノフを打破「タイブレークで完璧なプレーをしてからレベルが数段上がった」 [フレンチ・オープン]
今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月28日~6月11日/クレーコート)の男子シングルス準々決勝で、第3シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第11シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)を4-6 7-6(0) 6-2 6-4で倒してベスト4に進出した。
ワンブレーク差で第1セットを落としたジョコビッチは最初の2セットでブレークポイントを掴めなかったが、相手に1ポイントも与えなかった第2セットのタイブレークから目覚ましくレベルを引き上げると第3セットと第4セットでは主導権を握って3時間38分で勝利を決めた。
「最初の2セットの大部分で彼(ハチャノフ)のほうが強い選手だった。僕は自分のリズムを見つけるのに苦労していた。多くのアンフォーストエラーを犯して試合に入っていくのがかなり遅く、動きも鈍かった。でも(第2セットの)タイブレークで完璧なプレーをして、その瞬間から序盤よりも数段上のレベルでプレーできた」とジョコビッチは試合後のオンコートインタビューで語った。
「第4セットの終盤に少し脅威があったけど、何とか8ポイントを連取して試合を終わらせることができた。激しい戦いだった。グランドスラム大会の準々決勝だから当然だけどね。勝利を手渡されることなんてない。自分で掴みにいかなければならないんだ。だから僕は今日の大きなチャレンジを克服することができて本当にうれしいよ」
パワフルなハチャノフに対してドロップショットを効果的に使ったことについて聞かれたジョコビッチは、「うまくいくこともあれば機能しないときもある。でもカレンのような非常にアグレッシブでビッグサーブの持ち主ながらそれほど動きがよくない相手に対しては有効だと思ったんだ」と答えた。
「僕が彼が予想できないようなプレーをしようと心掛けた。ドロップショットを多めに使ったり、ショットの長さを変えたりね。最終的にはうまくいった。ビッグファイトだった。カレンには大きな敬意を持っている。彼は素晴らしいファイターで素晴らしい選手だ。残りのシーズンも幸運を祈っているよ」
ジョコビッチは次のラウンドで、第5シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)を6-2 6-1 7-6(5)で破って勝ち上がった第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)と対戦する。
写真◎Getty Images
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