アルカラスがチチパスを下してジョコビッチの待つ準決勝へ [フレンチ・オープン]
今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月28日~6月11日/クレーコート)の男子シングルス準々決勝で第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)が第5シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)を6-2 6-1 7-6(5)で退け、初のベスト4進出を果たした。試合時間は2時間12分。
四大大会でアルカラスが準々決勝を突破したのは、タイトルを獲得した昨年のUSオープン以来でキャリア2度目となる。同ランドでの戦績は、2勝2敗となった。
ロラン・ギャロスに4年連続出場(2020年の予選敗退を含む)となる20歳のアルカラスは、昨年の大会で自己最高のベスト8をマーク。そのときは4試合を勝ち抜いたあと、準々決勝でアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)に4-6 4-6 6-4 6-7(7)で敗れていた。
ケガでオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)を欠場したアルカラスは2月からシーズンを開始したあと3月のインディアンウェルズ(ハードコート)と5月のマドリッド(クレーコート)のATPマスターズ1000大会を含む4勝を挙げ、30勝3敗の戦績で今大会を迎えている。
この結果でアルカラスは、チチパスとの対戦成績を5勝0敗とした。今シーズンは4月にバルセロナ(ATP500/クレーコート)の決勝で顔を合わせ、アルカラスが6-3 6-4で勝っていた。
今大会でのアルカラスは1回戦で予選勝者のフラビオ・コボッリ(イタリア)を6-0 6-2 7-5で、2回戦で日本のダニエル太郎(エイブル)を6-1 3-6 6-1 6-2で、3回戦で第26シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)を6-1 6-4 6-2で、4回戦では第17シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)を6-3 6-2 6-2で破って8強入りを決めていた。
アルカラスは次のラウンドで、第3シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。ジョコビッチは準々決勝で、第11シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)を4-6 7-6(0) 6-2 6-4で下して勝ち上がった。
写真◎Getty Images
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