アルカラスがツアーレベルのグラスコート大会で初の8強入り「今日のプレーレベルには満足している」 [ATPロンドン]

写真はカルロス・アルカラス(スペイン)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「シンチ選手権」(ATP500/イギリス・ロンドン/6月19~25日/賞金総額234万5130ユーロ/グラスコート)の男子シングルス2回戦で、第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)がイリ・ラフェチュカ(チェコ)を6-2 6-3で下してベスト8に進出した。

 直面した3つのブレークポイントをすべてセーブしたアルカラスは、試合を通して相手のサービスゲームを3度破って1時間25分で快勝した。20歳のアルカラスがウインブルドン以外でツアーレベルのグラスコート大会に出場するのはこれが初めてで、今週まで同サーフェスでの戦績は4勝2敗だった。

「今日のプレーレベルには本当に満足している。イリは素晴らしい選手でいいショットを打つし、グラスコートに適したプレーをする。今日は安定したプレーができて凄くうれしい。自分のテニスができたし、ここでのプレーは楽しかった。ここクイーンズクラブで(グラスコート大会で)初の準々決勝進出を決めることができて本当によかったよ」とアルカラスは試合後のオンコートインタビューで語った。

「今日の試合でこのレベルのプレーができたから、自分への期待値は変わってくる。ここのグラスコートでいい結果を残す準備はできていると思う。ここで初の準々決勝を戦うことになるけど、もちろん楽しむつもりだよ」

 今大会で優勝すればノバク・ジョコビッチ(セルビア)から世界ナンバーワンの座を取り戻すことができるアルカラスは次のラウンドで、第8シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)を6-3 7-5で破って勝ち上がった予選勝者のグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦する。

 そのほかの試合では第7シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)がディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)を6-2 6-2で退け、アドリアン・マナリノ(フランス)は第3シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)を6-4 7-6(7)で倒す番狂わせを演じ、勝ち上がった両者が準々決勝で顔を合わせることになった。

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写真◎Getty Images

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