アルカラスが苦労の末に初戦を突破「今年のグラスコート初試合にしてはいいパフォーマンスができたと思う」 [ATPロンドン]

2023-06-21

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アルカラスが苦労の末に初戦を突破「今年のグラスコート初試合にしてはいいパフォーマンスができたと思う」 [ATPロンドン]

テニスマガジン編集部

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写真はカルロス・アルカラス（スペイン）（Getty Images）

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　ATPツアー公式戦「シンチ選手権」（ATP500／イギリス・ロンドン／6月19～25日／賞金総額234万5130ユーロ／グラスコート）の男子シングルス1回戦で、第1シードのカルロス・アルカラス（スペイン）がラッキールーザー（予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手）のアルトゥール・リンデルネック（フランス）に4-6 7-5 7-6(3)で逆転勝利をおさめてグラスコートシーズンをスタートした。

　ウインブルドン以外では初めてツアーレベルのグラスコート大会に臨んだアルカラスは、経験の少ないサーフェスに適応するのに少し時間が必要だった。第1セットを落としたアルカラスはサービスキープで進んだ第2セットで5-5からブレークに成功してセットオールに追いつくと、競り合いとなった第3セットはもつれ込んだタイブレークでしっかり主導権を握って2時間34分の接戦を締めくくった。

「最初は自分のテニスをグラスコートに適応させるのが本当に難しかった。僕にとってここでプレーするのは難しいけど、クイーンズクラブの芝でプレーするのは楽しかった。ここは僕がとても出場したかった大会なんだ。今年のグラスコート初試合にしてはいいパフォーマンスができたと思う」とアルカラスは試合後にコメントした。

　全身にケイレンを起こしてノバク・ジョコビッチ（セルビア）に敗れたフレンチ・オープン準決勝以来の大会に臨んでいるアルカラスは次のラウンドで、アレハンドロ・ダビドビッチフォキナ（スペイン）を7-6(4) 6-3で破って勝ち上がったイリ・ラフェチュカ（チェコ）と対戦する。

　そのほかの試合では第2シードのオルガ・ルーネ（デンマーク）、第3シードのテイラー・フリッツ（アメリカ）、第4シードのフランシス・ティアフォー（アメリカ）、第7シードのアレックス・デミノー（オーストラリア）、予選勝者のグリゴール・ディミトロフ（ブルガリア）、アドリアン・マナリノ（フランス）、ジョーダン・トンプソン（オーストラリア）が2回戦に駒を進めた。

次ページ　>　シンチ選手権で苦戦を強いられながらも初戦を突破したトップシードのアルカラス選手

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写真◎Getty Images

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