地元イギリスのノリーが今季初のグラスコート大会を勝利でスタート「昨年のいい思い出がたくさん蘇ってきた」 [ATPロンドン]

写真はキャメロン・ノリー(イギリス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「シンチ選手権」(ATP500/イギリス・ロンドン/6月19~25日/賞金総額234万5130ユーロ/グラスコート)の男子シングルス1回戦で、第5シードのキャメロン・ノリー(イギリス)がミオミル・キツマノビッチ(セルビア)を6-4 7-6(5)で倒してグラスコートシーズンをスタートした。

 ノバク・ジョコビッチ(セルビア)に敗れた昨年7月のウインブルドン準決勝以来となるグラスコートでの試合に臨んだノリーはそれほど時間をかけることなく芝に適応し、フラットなグラウンドストロークでキツマノビッチを苦しめた。

「競った2セットだった。自分で難しくしてしまったところもあるけど、それがグラスコートでのテニスだ。一つひとつのプレーに集中しないと困難に陥ってしまう。以前にこのコートでプレーしたことがあり、初日がどのような感じか知っていたことが役に立ったよ。結構滑りやすかったりするから、相手を動かして主導権を握ろうと心掛けた」とノリーは試合を振り返った。

 2年前の同大会で決勝に進出したいい思い出があるノリーはふたたびグラスコートに戻ってきた感想を求められ、「いい感じだよ。パリから真っすぐここに来て、2週間ほど準備してきたんだ。今日の試合で昨年にグラスコートで経験したいい思い出がたくさん蘇ってきた」と答えた。

 ノリーは次のラウンドで、前週のスヘルトーヘンボスで準優勝を飾ったジョーダン・トンプソン(オーストラリア)とミロシュ・ラオニッチ(カナダ)の勝者と対戦する。

 そのほかの試合では第6シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)、第8シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)、セバスチャン・コルダ(アメリカ)、ベン・シェルトン(アメリカ)、ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したライアン・ペニストン(イギリス)が2回戦に駒を進めた。

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写真◎Getty Images

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