ツアーレベルのグラスコートで未勝利だったルーネが前回敗れたペニストンを下してベスト8に進出 [ATPロンドン]

写真はオルガ・ルーネ(デンマーク)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「シンチ選手権」(ATP500/イギリス・ロンドン/6月19~25日/賞金総額234万5130ユーロ/グラスコート)の男子シングルス2回戦で、第2シードのオルガ・ルーネ(デンマーク)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したライアン・ペニストン(イギリス)を6-3 6-4で下してベスト8に進出した。

 直面した3つのブレークポイントをすべてセーブしたルーネは、各セットで一度ずつ相手のサービスゲームを破って1時間26分で勝利を決めた。ツアーレベルで挙げた6勝のすべてをグラスコートで挙げているペニストンは昨年の大会でキャスパー・ルード(ノルウェー)とフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)を倒して8強入りしており、同年のイーストボーンではルーネにも4-6 7-6(5) 6-1で勝っていた。

 今大会までグラスコートのプロ大会で未勝利だったルーネは試合後のオンコートインタビューで、「もっとも重要なことは自分が非常に謙虚な気持ちでこのサーフェスに臨み、どのような瞬間にも対応する準備ができていたことだ」と語った。

「ライアンとは昨年に対戦していたから、どのような試合になるかはある程度予想できた。昨年は彼のプレーをあまり観たことがなかったけど、ここ1年くらい観察してみて彼が特にこのサーフェスで素晴らしい選手だとわかっていた。彼は危険な選手だよ。彼は相手を走らせる。グラスコートで動くのがどれだけ難しいかは誰もが知っている。勝てて本当にうれしいよ」

 ルーネは次のラウンドで、ベン・シェルトン(アメリカ)を6-4 4-6 6-4で破って勝ち上がった第6シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)と対戦する。

 そのほかの試合では第5シードのキャメロン・ノリー(イギリス)がジョーダン・トンプソン(オーストラリア)に4-6 6-3 6-2で逆転勝利をおさめ、セバスチャン・コルダ(アメリカ)は第4シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)との同胞対決を7-6(2) 6-3で制し、勝ち上がった両者が準々決勝で顔を合わせることになった。

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写真◎Getty Images

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