チチパスが10ポイントタイブレークにもつれる激闘を制してティームに勝利「永遠に感じた」 [ウインブルドン]

写真は第5セットの10ポイントタイブレークの末に初戦を突破したステファノス・チチパス(ギリシャ)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月3~16日/グラスコート)の男子シングルス1回戦で、第5シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)が元世界ランク3位のドミニク・ティーム(オーストリア)に3-6 7-6(1) 6-2 6-7(5) 7-6(10-8)で競り勝った。

 この試合は前日に始まったが、ティームが6-3 3-4とリードしていた時点で雨により順延となっていた。チチパスは第5セット6-5からのレシーブゲームでマッチポイントを凌がれたが、もつれ込んだ10ポイントタイブレークで3度目のチャンスをものにして3時間56分の死闘を締めくくった。

「かなりストレスが大きかった。嘘はつかない。どれくらいコートにいたのかわからない。一瞬(史上最長試合として有名な)ジョン・イズナー(アメリカ)対ニコラ・マウ(フランス)の再現かと思ったよ。永遠に感じた。言うまでもなく、勝つことができて物凄くうれしい」とチチパスは試合後のオンコートインタビューで語った。

「ドミニクは対戦するたびに僕のベストを引き出してくれる選手だ。それは同時にかなりフラストレーションを感じることでもある。でもこれがテニスだ。今日はふたりとも力の限り戦った。僕たちは壮観なショーを見せた。皆さんが楽しんでくれたことを願っている」

 チチパスは次のラウンドで、前日にワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したライアン・ペニストン(イギリス)との地元勢対決を6-3 6-0 6-1で制して勝ち上がった元世界ナンバーワンのアンディ・マレー(イギリス)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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