ムゼッティが苦しんだ末に同胞アルナルディを倒して準々決勝へ「僕たちはコート外ではいい友人だがコートではフェアに戦う」 [ノルデア・オープン]

写真はフレンチ・オープンでのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ノルデア・オープン」(ATP250/スウェーデン・バスタッド/7月17~23日/賞金総額63万705ユーロ/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、第3シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)が同胞のマッテオ・アルナルディ(イタリア)に6-3 4-6 7-6(6)で競り勝ちベスト8に進出した。

 上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、ムゼッティはこの試合が初戦だった。

 第3セットで先にブレークした21歳のムゼッティは4-1から巻き返され、もつれ込んだタイブレークでは常に先行しながらもその都度追いつかれて最後まで競り合いが続いた。最後はサービスで相手をコート外に追い出した22歳のアルナルディがスマッシュをネットにかけるという形で辛うじてムゼッティが勝利を掴んだ。

「今日は厳しい戦いだった。確かに僕はベストなプレーができていなかったけど、非常にアグレッシブなプレーをしていたマッテオのリスクを恐れないプレーが報われていた。僕は多くのチャンスを逃してしまい、苦しい展開になって本当に集中していた。準々決勝に勝ち進めてよかったよ」とムゼッティは試合後にコメントした。

「僕たちはコート外ではいい友人だ。そしてコートではフェアに戦う。だからこそ僕はこのスポーツが好きなんだ。テニスはフェアなスポーツだと僕は思うし、ふたりの友人の間でもそれはそうあるべきだ」

 ムゼッティは次のラウンドで、同じ予選勝者のヨセフ・コバリク(スロバキア)を4-6 7-6(6) 6-4で破って勝ち上がったフィリップ・ミソリッチ(オーストリア)と対戦する。

 そのほかの試合ではディフェンディング・チャンピオンで第4シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)が19歳のルカ・バン アッシュ(フランス)を6-2 6-3で退け、フェデリコ・コリア(アルゼンチン)はワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したレオ・ボルグ(スウェーデン)を6-4 6-2で下し、勝ち上がった両者が準々決勝で顔を合わせることになった。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles