19歳ノハ アクゲの快進撃を止めたラスがシングルスでツアー初優勝 [ハンブルク・オープン]

写真はシングルスでツアー初優勝を飾ったアランチャ・ラス(オランダ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ハンブルク・ヨーロピアン・オープン」(WTA250/ドイツ・ハンブルク/7月23~29日/賞金総額25万9303ドル/クレーコート)の女子シングルス決勝で、第7シードのアランチャ・ラス(オランダ)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した世界ランク207位のノマ・ノハ アクゲ(ドイツ)を6-0 7-6(3)で倒して優勝を飾った。

 1ゲームも落とさず第1セットを先取したラスは第2セット5-4からのレシーブゲームでチャンピオンシップポイントを2度凌がれたが、もつれ込んだタイブレークではしっかりと主導権を握って1時間45分で試合を締めくくった。32歳のラスはダブルスでツアー4勝を挙げているが、シングルスで決勝を戦ったのはこれが初めてだった。

 今大会でのラスは1回戦でマリア・ティモフェーワ(ロシア)を6-2 4-6 6-1で、2回戦でナディア・ポドロスカ(アルゼンチン)を6-3 3-6 7-5で、準々決勝でエバ・リーズ(ドイツ)を6-2 6-2で、準決勝では予選勝者のダリア・サビル(オーストラリア)を2-6 6-3 6-1で破って決勝進出を決めていた。

 2023年シーズンを115位で始めたラスは6月から7月にかけてWTA125シリーズのクレーコート大会で2勝するなどして世界ランク自己最高の60位で今大会を迎えたが、今回の活躍で初のトップ50入りを確定させた。

 両親がナイジェリア人でハンブルク大都市圏のラインベークで生まれた19歳のノハ アクゲはツアー本戦デビューから快進撃で決勝に進出し、敗れはしたが週明けに更新されるWTAランキングで150位以内入ることが確実となった。

 これに先立ち行われたダブルス決勝では、第1シードのアンナ・ダニリナ(カザフスタン)/アレクサンドラ・パノワ(ロシア)が第2シードのミリアム・コロジェヨバ(チェコ)/アンジェラ・クリコフ(アメリカ)を6-4 6-2で下してタイトルを獲得した。


女子ダブルスで優勝を飾ったアンナ・ダニリナ(カザフスタン/左)とアレクサンドラ・パノワ(ロシア)(Getty Images)

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写真◎Getty Images

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