シフィオンテクが初戦に勝利、3回戦はロラン・ギャロス決勝で戦ったムチョバとのリマッチに [WTAモントリオール]

写真はイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ナショナルバンク・オープン」(WTA1000/カナダ・ケベック州モントリオール/8月7~13日/賞金総額278万8468ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)が2021年大会準優勝者のカロリーナ・プリスコバ(チェコ)を7-6(6) 6-2で退けベスト16に進出した。

 上位8シードは1回戦がBYEで免除されており、シフィオンテクはこの試合が初戦だった。競り合いながらもつれ込んだタイブレークで2度目のセットポイントをものにして第1セットを先取したシフィオンテクは第2セット5-1からサービスダウンを喫したが、続くゲームで5度目のブレークに成功して1時間48分で試合を締めくくった。

「確かに厳しい戦いだったわ。試合を通して少しずつ前進した感じだった。簡単じゃなかったけど、第2セットはより安定したプレーができたから満足している」とシフィオンテクは試合後のオンコートインタビューで語った。

 今季の女子ツアー最多のマッチ48勝目(7敗)を挙げたシフィオンテクは、今大会で準々決勝まで勝ち進めば次週も世界ナンバーワンの座を維持することができる。シフィオンテクはそれを決める次のラウンドで、ソラナ・シルステア(ルーマニア)を7-5 6-4で破って勝ち上がった第14シードのカロリーナ・ムチョバ(チェコ)と対戦する。ふたりは6月にフレンチ・オープン決勝で対決し、シフィオンテクが苦戦を強いられながらも6-2 5-7 6-4で勝っている。

 この日初戦を戦い終えたシフィオンテク以外の上位シード勢は第2シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)、第3シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)、第4シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)、第6シードのココ・ガウフ(アメリカ)、第7シードのペトラ・クビトバ(チェコ)が3回戦に駒を進めたが、前週のワシントンDCで準優勝を飾った第8シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)は予選勝者のダニエル・コリンズ(アメリカ)に4-6 2-6で敗れた。

 そのほかの試合ではウインブルドン女王で第9シードのマルケタ・ボンドルソバ(チェコ)、第10シードのダリア・カサキナ(ロシア)、第12シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)、第15シードのリュドミラ・サムソノワ(ロシア)、ジャスミン・パオリーニ(イタリア)、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したレイラ・フェルナンデス(カナダ)が勝ち上がり、ベスト16が出揃った。

 第11シードのベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)が地元カナダのフェルナンデスに5-7 7-5 3-6で競り負け、パオリーニは第13シードのマディソン・キーズ(アメリカ)が股関節のケガを理由に棄権したため不戦勝で16強入りが決まった。

 3回戦ではサバレンカがとサムソノワと、ルバキナがスローン・スティーブンス(アメリカ)と、ペグラがパオリーニと、ガウフがボンドルソバと、クビトバがベンチッチと、カサキナがマリー・ブーズコバ(チェコ)と、コリンズはフェルナンデスと顔を合わせる。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles