ハレプが約1年ぶりのトップ10復帰を通算24回目の優勝で飾る「私は今、より多くの夢を見ている」 [WTAトロント]

写真はシモナ・ハレプ(ルーマニア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「ナショナルバンク・オープン」(WTA1000/カナダ・オンタリオ州トロント/8月8~14日/賞金総額269万7250ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝で第15シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)がベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)を6-3 2-6 6-3で振りきり、2時間16分の戦いの末にWTAツアーのシングルスで通算24回目の優勝を飾った。

 2016年と18年にもチャンピオンに輝いていたハレプにとって、これは同大会で3度目のタイトル獲得となる。過去2度はモントリオールだったため、トロントで勝ったのはこれが初めてとなる。

「トロントでも勝ちたいと思っていたから、さらに特別なものになったわ。ここには多くのルーマニア人がいて、いつも私を応援しにきてくれる。ここでも勝つことができて本当にうれしい」とハレプは試合後にコメントした。

 試合後の記者会見で試合を振り返ったハレプは、「彼女(アダッド マイア)との対戦は決して簡単じゃないわ。彼女は数週間前に私を倒した。いいチャンレンジ、いい戦いになるのはわかっていた。そんな訳で今日は激しいバトルになったけど、重要な瞬間により強くなれたことを本当にうれしく思うわ」と喜びを吐露した。

 今週の活躍で約1年ぶりのトップ10復帰を決めたハレプは、大会後に更新される世界ランクで15位から6位に浮上することが確実となった。

「トップ10に戻るというのは非常に大きなことだと感じている。今年が始まったときに私はあまり自信がなかったから、トップ10復帰を年末の目標にしていたの」とハレプは明かした。

「そして今、御覧の通りよ! だから凄く特別な瞬間だわ。私はこの瞬間を楽しんでいる。自分を誉めてあげたい。私は今、より多くの夢を見ている」

 一方で画期的なシーズンを送っている26歳のアダッド マイア準優勝に終わったが、キャリア初のトップ20入りを果たして24位から16位まで上昇することになった。

 このあとに行われたダブルス決勝では、第3シードのコリ・ガウフ/ジェシカ・ペグラ(ともにアメリカ)がニコール・メリカ マルチネス(アメリカ)/エレン・ペレス(オーストラリア)を6-4 6-7(5) [10-5]で倒してコンビ2勝目を挙げた。この勝利により18歳のガウフは、女子ダブルス世界ナンバーワンの座に就くことを確定させた。


女子ダブルス優勝のコリ・ガウフ(アメリカ/左)とジェシカ・ペグラ(アメリカ)(Getty Images)

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写真◎Getty Images

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