ナカシマが19歳フィスを倒して3回戦へ「いい戦いになることはわかっていた」 [ウィンストンセーラム・オープン]

写真はブランドン・ナカシマ(アメリカ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ウィンストンセーラム・オープン」(ATP250/アメリカ・ノースカロライナ州ウィンストンセーラム/8月20~26日/賞金総額85万680ドル/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、ブランドン・ナカシマ(アメリカ)が第7シードのアルトゥール・フィス(フランス)に6-7(5) 7-6(5) 6-2で逆転勝利をおさめて16強入りを決めた。

 シード勢は1回戦がBYEで免除されており、19歳のフィスはこの試合が初戦だった。お互いにサービスゲームをしっかりキープした末にタイブレークでセットを分け合ったあと、第3セット2-2から2度連続でブレークに成功したナカシマが2時間38分で勝利を掴んだ。

「最初から物凄く厳しい試合だった。僕たちはお互いのことをよく知っているからいい戦いになることはわかっていた。第1セットは2人ともサービスがかなりよく、僕はタイブレークでいくつかまずいプレーをしてしまった。でも僕は集中力を切らさないように心掛け、またも競り合いになった第2セットを何とか乗り越えることができた」とナカシマは試合後のオンコートインタビューで語った。

「第3セットも集中し続け、相手にフリーポイントを与えずプレーさせようとしたんだ。思い通りの結果に終わってよかったよ」

 ナカシマは次のラウンドで、前日に勝ち上がりを決めていた第12シードのリシャール・​ガスケ(フランス)と対戦する。

 そのほかの試合では第1シードのボルナ・チョリッチ(クロアチア)、第2シードのタロン・グリークスプア(オランダ)、第3シードのセバスチャン・コルダ(アメリカ)、第4シードのラスロ・ジェレ(セルビア)、第5シードのイリ・ラフェチュカ(チェコ)、第9シードのアレクサンダー・ブキッチ(オーストラリア)、マックス・パーセル(オーストラリア)、ドミニク・コプファー(ドイツ)、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したマイケル・モー(アメリカ)、フアン マヌエル・セルンドロ(アルゼンチン)、ワイルドカードを得て参戦したアレックス・ミケルセン(アメリカ)、ラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のオムナイ・クマール(アメリカ)が勝ち上がり、ベスト16が出揃った。

 第8シードのボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ)が世界ランク385位のクマールに3-6 5-7で、第10シードのヤニック・ハンフマン(ドイツ)がセルンドロに6-7(3) 7-5 6-7(4)で、第13シードのマルコス・ギロン(アメリカ)が同胞のモーに3-6 4-6で、第15シードのセバスチャン・オフナー(オーストリア)は18歳のミケルセンに6-7(4) 5-7で敗れ、それぞれ初戦でシードダウンを喫した。

 3回戦ではチョリッチがモーと、グリークスプアがパーセルと、コルダが第14シードのマートン・フチョビッチ(ハンガリー)と、ジェレがミケルセンと、ラフェチュカがコプファーと、ブキッチが第6シードのセバスチャン・バエス(アルゼンチン)と、セルンドロはクマールと顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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