絶対女王デ グロートが年間グランドスラムを3年連続で達成、上地結衣は6年連続準優勝 [USオープン車いすの部]

写真は車いす女子シングルスで6連覇を達成したディーダ・デ グロート(オランダ/右)と準優勝の上地結衣(三井住友銀行)(Getty Images)


 今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月28日~9月10日/ハードコート)の車いす女子シングルス決勝で第1シードのディーダ・デ グロート(オランダ)が第2シードの上地結衣(三井住友銀行)を6-2 6-2で下し、大会6連覇を果たすとともに前人未到の3年連続『年間グランドスラム(同じ年に四大大会全制覇)』を達成した。試合時間は1時間13分。

 ふたりはこれが今季8度目の対戦で、通算の対戦成績はデ グロートの41勝15敗となった。ふたりは昨年の大会でも決勝で顔を合わせ、デ グロートが3-6 6-1 6-1で勝っていた。

 26歳のデ グロートが四大大会の同種目でタイトルを獲得したのは、2年前のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)から12大会連続で通算20回目(全豪5回、全仏4回、ウインブルドン5回、全米6回)となる。

 2021年シーズンのデ グロートは東京パラリンピック(東京・有明テニスの森/ハードコート)で金メダルを獲得し、『年間ゴールデンスラム(同じ年に四大大会全制覇+パラリンピックの金メダル)』の偉業を成し遂げた。

 今大会でのデ グロートは1回戦でワイルドカード(主催者推薦枠)のポリーヌ・デルレード(フランス)を6-2 6-0で、準々決勝でルーシー・シューカー(イギリス)を6-2 6-0で、準決勝では第4シードの大谷桃子(かんぽ生命保険)を6-3 6-1で破って決勝進出を決めていた。

 車いすテニスは昨年から規模が拡大し、男女シングルス各16ドロー&男女ダブルス各8ドローで争われる。

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写真◎Getty Images

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