ルーネがウインブルドン以来のマッチ勝利「痛みなくプレーを楽しむことができて超幸せ」 [チャイナ・オープン]

写真はオルガ・ルーネ(デンマーク)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「チャイナ・オープン」(ATP500/中国・北京/9月28日~10月4日/賞金総額379万8915ドル/ハードコート)の男子シングルス1回戦で、第3シードのオルガ・ルーネ(デンマーク)がフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)を6-4 6-4で下して初戦敗退に終わったUSオープンからの再スタートを切った。

 試合を通して一度もブレークポイントに直面しなかったルーネは各セットで一度ずつ相手のサービスゲームを破り、1時間3分で8強入りしたウインブルドン以来の勝ち星を挙げた。

「いい感触だった。身体的にも試合状況的にも厳しい時期を過ごしてきたから、いい状態で戻ってくることができて本当にうれしい。コート内外でメンタル的にもいい感じだし、今日のレベルには満足している」とルーネは試合後にコメントした。

「身体のほうは何も気にならなかった。筋肉痛は問題ないよ。僕はこのような問題を抱えるには若すぎるから、いい状態でコートに立てるのはいいことだ。痛みなくプレーを楽しむことができて超幸せだよ」

 昨年は補欠でプレーできなかった世界トップ8による「Nitto ATPファイナルズ」初出場を目指しているルーネにとって、シーズン終盤の戦いは重要になる。ルーネは出場権を争うレースランキングで現在8位だが、9位のテイラー・フリッツ(アメリカ)とは90ポイントしか離れていない。

 ルーネは次のラウンドで、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したマッケンジー・マクドナルド(アメリカ)を2-6 7-6(4) 6-1で破って勝ち上がったグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦する。

 そのほかの試合では第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)、第2シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)、第5シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)、第6シードのヤニク・シナー(イタリア)、第7シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)、第8シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、ロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)、ニコラス・ジャリー(チリ)、日本の西岡良仁(ミキハウス)が2回戦に駒を進めた。

 第4シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)はジャリーに4-6 4-6で敗れ、初戦でシードダウンを喫した。

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写真◎Getty Images

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