アメリカ期待の若手対決でシェルトンを倒したコルダが初のマスターズ準決勝進出「本当にハイレベルな試合だった」 [ロレックス上海マスターズ]

写真はセバスチャン・コルダ(アメリカ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ロレックス上海マスターズ」(ATP1000/中国・上海/10月4~15日/賞金総額1004万6270ドル/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で第26シードのセバスチャン・コルダ(アメリカ)が第19シードのベン・シェルトン(アメリカ)との同胞対決を6-7(10) 6-2 7-6(6)で制し、ATPマスターズ1000大会で初の4強入りを決めた。

 21歳のシェルトンは左利きから繰り出す強烈なサービスを軸に試合を通してエネルギッシュに戦ったが、勝利を掴んだのは何度かあった窮地を冷静に切り抜けたコルダのほうだった。コルダは第3セットのタイブレークで6-1とリードしながらミスもあって6-6に追いつかれたが、6つ目のマッチポイントでは冷静にボレーを決めて2時間55分のバトルを締めくくった。

「超クールだ。本当に高いレベルでプレーできた。ベンもそうだったから、本当にハイレベルな試合だったと思う。素晴らしいポイントがたくさんあったし、これから何度も2人でこのようなバトルができるよう願っているよ」とコルダは試合後のオンコートインタビューで語った。

「彼はとても素晴らしいプレーヤーで、今日は彼とコートを分かち合えて凄く楽しかった」

 5-5からサービスダウンを喫しながら取り返してもつれ込んだタイブレークで苦しい展開ながらもセットポイントをひとつ凌がれて第1セットを落としたコルダは、気落ちすることなく奮起して第2セットを取り返した。第3セット第1ゲームをブレークしたコルダは第8ゲームで追いつかれ、タイブレークで6-1から6-6とされたときもメンタル的に踏み堪えた。

「冷静さを保てたことに感謝している。よくないポイントがいくつかあったけど、(タイブレークで)6-6に追いつかれたときでも僕は常に自分を信じていた。とにかく何とかラケットに当ててリターンを返すことを考え、運よく勝負を決めることができた」とコルダは試合を振り返った。

 同大会で4強入りした初のアメリカ人選手となったコルダは次のラウンドで、ファビアン・マロジャン(ハンガリー)を4-6 6-1 6-3で破って勝ち上がった第16シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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