アルカラスが大会デビュー戦に勝利、シナーはATPファイナルズ出場権を獲得 [ロレックス上海マスターズ]

写真はカルロス・アルカラス(スペイン)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ロレックス上海マスターズ」(ATP1000/中国・上海/10月4~15日/賞金総額1004万6270ドル/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)がグレゴワール・バレール(フランス)を6-2 7-5で下してベスト32に進出した。

 シード勢は1回戦がBYEで免除されており、アルカラスはこれが大会デビュー戦だった。立ち上がりに4ゲーム連取と好スタートを切ったアルカラスは残りのサービスゲームをキープして第1セットを先取し、第2セット4-3アップから一度だけサービスダウンを喫したが4-5から3ゲームを連取して1時間42分で勝利を決めた。

 アルカラスは次のラウンドで、第30シードのダニエル・エバンズ(イギリス)と予選から勝ち上がってきたミカエル・ククシュキン(カザフスタン)の勝者と対戦する。

 この日はボトムハーフ(ドローの下半分)の2回戦残り2試合も行われ、前週の北京でタイトルを争った第2シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)と第6シードのヤニク・シナー(イタリア)が初戦を突破した。

 マルコス・ギロン(アメリカ)を7-6(7) 6-2で破ったシナーは、この勝利でシーズン末にイタリア・トリノで開催される男子トップ8によるエリート大会「Nitto ATPファイナルズ」の出場権を獲得した4人目の選手となった。シナーより前にはアルカラス、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、メドベージェフがクリアしている。

 そのほかの試合では第4シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)、第7シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)、第12シードのトミー・ポール(アメリカ)、第22シードのニコラス・ジャリー(チリ)、マッテオ・アルナルディ(イタリア)が3回戦に駒を進めたが、2回戦3試合が雨により試合途中で順延となった。

 第21シードのヤン レナード・ストルフ(ドイツ)はアルナルディに3-6 6-3 4-6で敗れ、初戦でシードダウンを喫した。

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写真◎Getty Images

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