ペグラが母の生誕地ソウルで今季2勝目「本当に特別なこと」 [韓国オープン]
WTAツアー公式戦「ハナ銀行韓国オープン」(WTA250/韓国・ソウル/10月9~15日/賞金総額25万9303ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝で、第1シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)が世界ランク128位のユアン・ユエ(中国)を6-2 6-3で下して今季2勝目を挙げた。
29歳のペグラがWTAツアーの同種目でタイトルを獲得したのは8月のモントリオール以来でキャリア4度目となるが、1シーズンに複数の大会で勝ったのは初となる。今季の勝利数は「53」で世界ナンバーワンのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)と並び、63勝のイガ・シフィオンテク(ポーランド)に次ぐ2位タイとなった。
1-2から2度続けて相手のサービスゲームを破って第1セットを先取したペグラはそのまま8ゲームを連取して主導権を握り、第2セットで2度サービスダウンを喫するなど4-1から4-3に追い上げられたあと最後の2ゲームを連取して1時間23分で勝利を決めた。
「私の母は元々韓国人でここからアメリカに渡ったから、この地で勝つことは本当に特別なことなの。ここ数年で私のランキングが上がったこともあってファンからの応援がとても多かったように感じたし、5年ぶりに戻ってきたけど予想を遥かに超えていた」とペグラは試合後に語った。
「この大会が来季からWTA500になると聞いてワクワクしているわ。今以上にランキングの高い選手も出るだろうし、より多くの選手たちがここに来てプレーすることを願っている。この街は素晴らしいし、私もとても楽しかったから」
25歳のユアンは初のツアー決勝どころか今週までツアーレベルで5試合にしか勝ったことがなく、連勝したのは3回戦でペグラに2-6 7-6(6) 0-6で敗れた昨年のUSオープン以来だった。
「前回の試合はバトルだったけど、今回もそうだった。あなたは本当に才能があるから、ランキングは上がっていくはずだと私は伝えた。あなたはこれが最初の決勝だと言ったけど、きっとこれからもたくさんあるはずよ」とペグラは表彰式でユアンに賛辞を送った。
これに先立ち行われたダブルス決勝では第2シードのマリー・ブーズコバ(チェコ)/ベサニー・マテック サンズ(アメリカ)がルクシカ・クンクン/ピアンタン・プリプーチ(ともにタイ)を6-2 6-1で退け、コンビ2戦目で初優勝を飾った。
写真◎Getty Images
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