連覇を目指すオジェ アリアシムが1年ぶりの決勝進出、北京で敗れたルーネに雪辱 [スイス室内]

写真はチャイナ・オープンでのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「スイス室内」(ATP500/スイス・バーゼル/10月23~29日/賞金総額234万5955ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス準決勝で、第6シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)が第1シードのホルガ・ルーネ(デンマーク)を6-3 6-2で下してタイトル防衛に王手をかけた。

 10大会で初戦敗退を喫するなど苦しいシーズンを送ってきたオジェ アリアシムが4試合連続で勝ったのは、ツアー4勝目を挙げた昨年の同大会以来となる。

 立ち上がりの第2ゲームでブレークしたリードを守って第1セットを先取したオジェ アリアシムは第2セットでも相手のサービスゲームを2度破り、5-2からのサービング・フォー・ザ・マッチで15-40から4ポイントを連取して1時間23分で快勝した。オジェ アリアシムは昨年の同大会決勝でもルーネに6-3 7-5で勝っていたが、先月末の北京1回戦ではストレート負けを喫していた。

「凄くうれしいよ。ここ暫くで、ひょっとすると1年全体で最高の試合だった。いいプレーをしていた昨年のある時期に戻らなければならない。数週間前の北京では彼(ルーネ)に負けたけど、今日はサービスがよくてあまりミスを犯さなかった。動きもよかったしね」とオジェ アリアシムは試合後のオンコートインタビューで語った。

「(北京でルーネに負けたときは)恐らくあの試合ではウィナーを奪おうと強打しすぎて凡ミスが多かった。集中力の維持も重要だった。ブレークしたあとに集中力を失えばブレークバックされかねない。彼が第2セットで少し攻撃的にプレーしてきたから僕は気を引き締めてアグレッシブな姿勢を保つ必要があったけど、今日はうまくできたと思う」

 ディフェンディング・チャンピオンのオジェ アリアシムは決勝で、ユーゴ・アンベール(フランス)を6-4 3-6 7-6(5)で破って勝ち上がった第4シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)と対戦する。

 上海優勝で大きなポイントを獲得したフルカチュはシーズン末にイタリア・トリノで開催される世界トップ8による「Nitto ATPファイナルズ」出場権を争うレースランキングで上昇を続けており、決勝に進出したことでテイラー・フリッツ(アメリカ)を追い抜き9位に浮上した。

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写真◎Getty Images

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