ベッカーを新コーチに迎えたルーネが前週敗れたキツマノビッチに逆転勝利で2回戦へ [スイス室内]

写真はチャイナ・オープンでのホルガ・ルーネ(デンマーク)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「スイス室内」(ATP500/スイス・バーゼル/10月23~29日/賞金総額234万5955ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス1回戦で、第1シードのホルガ・ルーネ(デンマーク)がミオミル・キツマノビッチ(セルビア)に1-6 7-5 6-3で逆転勝利をおさめた。

 ふたりは前週にルーネがディフェンディング・チャンピオンとして臨んだストックホルムの初戦で対決し、キツマノビッチが7-6(3) 6-2で勝っていた。

 1ゲームしか取れずに第1セットを落としたルーネは第2セットも先にサービスダウンを喫して3-4とリードされたが、直後に追いつき5-5から2ゲームを連取して試合を振り出しに戻すと第3セット第4ゲームでブレークしたリードを最後まで守りきって2時間で前週の雪辱を果たした。

「戦い続け、形勢を逆転できてうれしい。自分のレベルを引き上げようと努力した。僕はここでのプレーをいつも楽しんでいるよ」とルーネは試合後にコメントした。

 今シーズンのルーネは4月のモンテカルロと5月のローマで決勝に進出してフレンチ・オープンとウインブルドンで8強入りするなど前半戦は比較的好調だったが、クレーコートシーズンに背中を負傷した影響もあって8月以降は今週まで1勝7敗と苦戦が続いている。

 今大会からグランドスラム大会で6度優勝した実績持つ元世界ランク1位のボリス・ベッカー(ドイツ)を新コーチとして迎えているルーネは次のラウンドで、前日に勝ち上がりを決めていたセバスチャン・バエス(アルゼンチン)と対戦する。

 そのほかの試合では第4シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)、第5シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)、第7シードのニコラス・ジャリー(チリ)、タロン・グリークスプア(オランダ)、予選勝者のアレクサンダー・シェフチェンコ(ロシア)、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したドミニク・ストリッカー(スイス)が2回戦に駒を進めた。

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写真◎Getty Images

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