アルカラスは大会デビュー戦を勝利で飾れず、ズベレフが第3セットで転倒するも逆転勝利 [Nitto ATPファイナルズ]

写真はカルロス・アルカラス(スペイン/右)とアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)(Getty Images)


 男子トップ8によるエリート大会「Nitto ATPファイナルズ」(ATPファイナルズ/イタリア・トリノ/11月12~19日/賞金総額1500万ドル/室内ハードコート)の大会2日目に行われたレッド・グループのラウンドロビン(総当たり戦)第1戦で、第2シードのカルロス・アルカラス(スペイン)が第7シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)に7-6(3) 3-6 4-6で逆転負けを喫した。

 これが大会デビュー戦だったアルカラスはタイブレークの末に第1セットを先取したが、第2セット以降はすべてのサービスゲームをキープしたズベレフが各セットで一度ずつブレークに成功して2時間31分でアルカラスに対する4度目の勝利(3敗)をもぎ取った。

 同大会に6度目の出場となる26歳のズベレフは前回プレーした2021年に2度目の優勝を飾ったが、昨年は同年のフレンチ・オープン準決勝で負った足首の大ケガのためタイトル防衛に挑むことができなかった。

「自分のサービスに凄く助けられた。第2セット第1ゲームでブレークポイントをセーブできたことも大きかった。世界2位の選手を相手に第1セット落とした直後にブレークされたくはないからね」とズベレフは試合を振り返った。

 第3セット3-2からのサービスゲームの1ポイント目で足を滑らせて転倒する場面があったが、「足首を捻った訳じゃない。滑ったような感じだった。暫くは痛みがあったけど、ダメージはないと思う」とズベレフは説明した。

 ATPファイナルズはATPツアー最終戦で、今季の成績上位8名(ダブルスは8組)のみで争われる。4人ずつのグループに分かれたラウンドロビンを行い、上位2名(ダブルスは2組)ずつが決勝トーナメントに進出する形式で行われる。

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写真◎Getty Images

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