ジョコビッチがルーネに競り勝ち渇望した1勝目を初戦でゲット、2年ぶり8度目の年末世界ナンバーワンが確定「あとはすべてボーナス」 [Nitto ATPファイナルズ]

写真は白星スタートを切ったディフェンディング・チャンピオンのノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 男子トップ8によるエリート大会「Nitto ATPファイナルズ」(ATPファイナルズ/イタリア・トリノ/11月12~19日/賞金総額1500万ドル/室内ハードコート)が開幕し、グリーン・グループのラウンドロビン(総当たり戦)第1戦で第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第8シードのオルガ・ルーネ(デンマーク)を7-6(4) 6-7(1) 6-3で倒して白星スタートを切った。

 ジョコビッチに2度勝ったことがあるルーネは第1セットと第2セットで先にブレークするなど健闘したが、牙城を崩すことはできなかった。タイブレークの末に第1セットを落としたルーネはふたたびもつれ込んだタイブレークで相手を圧倒して第2セットを取り返したが、持ち前のしぶとさと勝負強さを発揮したジョコビッチが第3セットで先にリードを奪って主導権を取り戻すと3時間4分で勝利をもぎ取った。

 今大会で1勝を挙げたことにより、ジョコビッチの2年ぶり8度目となる年末世界ナンバーワンが確定した。

「大きな意味がある。観ていてわかったと思うけど、多くの感情があった。僕は今夜の試合に何としても勝って重圧から解放されたかったんだ」とジョコビッチは試合後に明かした。

「パリで優勝したおかげでかなり有利になったし、(年末世界ナンバーワンを決めるには)トリノでは1勝を挙げるだけでいいとわかっていた。大きな目標を達成できたから、あとはすべてボーナスだ」

 ATPファイナルズはATPツアー最終戦で、今季の成績上位8名(ダブルスは8組)のみで争われる。4人ずつのグループに分かれたラウンドロビンを行い、上位2名(ダブルスは2組)ずつが決勝トーナメントに進出する形式で行われる。

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写真◎Getty Images

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