アルカラスがルブレフを下して大会初勝利「勝ちたいならこのレベルでプレーしなければならない」 [Nitto ATPファイナルズ]

写真は大会初勝利を挙げたカルロス・アルカラス(スペイン)(Getty Images)


 男子トップ8によるエリート大会「Nitto ATPファイナルズ」(ATPファイナルズ/イタリア・トリノ/11月12~19日/賞金総額1500万ドル/室内ハードコート)の大会4日目に行われたレッド・グループのラウンドロビン(総当たり戦)第2戦で、第2シードのカルロス・アルカラス(スペイン)が第5シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)を7-5 6-2で下して大会初勝利を挙げた。

 4-5から3ゲームを連取して第1セットを先取したアルカラスは第2セット第1ゲームもブレークし、第7ゲームでもう一度相手のサービスゲームを破って1時間15分で試合を締めくくった。ケガもあって先月の上海4回戦から3連敗を喫していたアルカラスはここで悪い流れを断ち切り、今季の戦績を64勝11敗とした。

「(第1戦までの数試合とは)まったく違う試合だったし、僕のレベルも違った。この素晴らしい大会でチャンスを掴みたいなら、このレベルでプレーしなければならない。昨日は調子を取り戻すためのいい練習ができたし、今日の試合ではかなりうまくできたと思う。今日のレベルには凄く満足している」とアルカラスは試合後にコメントした。

「リラックスする必要がある。このコートは本当に速いから、先に打ち込んでいく必要がある。相手よりも攻撃的にプレーしなければならないんだ。この大会で勝つためのカギはそれだと思う」

 決勝トーナメント進出に望みを繋いだアルカラスは第3戦で、第3シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)と対戦する。メドベージェフはイブニングセッションで第7シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を7-6(7) 6-4で倒して2連勝を飾り、グループ2位以上が確定した。

 ATPファイナルズはATPツアー最終戦で、今季の成績上位8名(ダブルスは8組)のみで争われる。4人ずつのグループに分かれたラウンドロビンを行い、上位2名(ダブルスは2組)ずつが決勝トーナメントに進出する形式で行われる。

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写真◎Getty Images

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