マレーが準々決勝進出、上位3シードは初戦敗退 [ヨーロピアン・オープン]
ATPツアー公式戦の「ヨーロピアン・オープン」(ATP250/ベルギー・アントワープ/10月14~20日/賞金総額71万1275ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス2回戦で、アンディ・マレー(イギリス)が第8シードのパブロ・クエバス(ウルグアイ)を6-4 6-3で下し、準々決勝に駒を進めた。その一方で、上位3シードの選手は揃って敗退した。
マレーは手にした最初の7つのブレークポイントをすべて取り損ねたが、第1セットの最終ゲームでついにクエバスのサービスゲームをブレークした。そのあと第2セットの第1ゲームで4つのブレ―クポイントを凌いだマレーは、第6ゲームでふたたびブレークを果たして4-2とリードを奪った。
元世界ナンバーワンのマレーは、1月に受けた腰の手術後に復帰してからのツアーでの戦績を6勝5敗とした。彼はツアーレベルでの復帰後最初のシングルスでの勝利を9月の珠海で挙げ、それから2週間前のチャイナ・オープンで準々決勝に進出した。
「今日は、少しよくなった感じがした。試合の大半でかなりいいサービスが打てていたと思うし、ベースラインでのラリーとなったときにはボールをクリーンヒットできていると感じられた。それはよい点だ」とマレーは振り返った。
「だんだんよくなってきている。試合で身体が温まって自分の動きに自信を感じられるようになるのに少し時間がかかることがときどきあるけど、今日の僕は出だしからかなりいいスタートを切ったと思う。今日はいい日だったよ」
マレーは次の準々決勝で、予選から勝ち上がったマリウス・コピル(ルーマニア)と対戦する。コピルはこの日、第3シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)に6-4 5-7 7-6(7)で競り勝った。
そのほかの試合では、第1シードのガエル・モンフィス(フランス)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した18歳のヤニック・ジンナー(イタリア)に3-6 2-6で敗れ、第2シードのダビド・ゴファン(ベルギー)は21歳のユーゴ・アンベール(フランス)に3-6 1-6で不覚をとった。
また、フランシス・ティアフォー(アメリカ)は第7シードのヤン レナード・ストルフ(ドイツ)を6-3 6-4で下し、同じくベスト8に進出した。ティアフォーは準々決勝で、ジンナーと対戦する。(C)AP(テニスマガジン)
※写真は北京の大会でのアンディ・マレー(イギリス)
BEIJING, CHINA - OCTOBER 04: Andy Murray of Great Britain returns a shot against Dominic Thiem of Austria during the Men's singles Quarter Finals of 2019 China Open at the China National Tennis Center on October 4, 2019 in Beijing, China. (Photo by Lintao Zhang/Getty Images)
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