今季初黒星のジョコビッチに手首の懸念「オーストラリアン・オープンまでに時間はたっぷりある」

写真は試合中に治療を受けるノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 2024年シーズンの開幕を飾る男女混合国別対抗戦「ユナイテッドカップ」(UNITED CUP、WTA500/オーストラリア・パース、シドニー/12月29日~1月7日/賞金総額1000万ドル/ハードコート)の準々決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)がアレックス・デミノー(オーストラリア)に4-6 4-6で敗れ、今季初黒星を喫した。

 両者は昨年1月にオーストラリアン・オープン4回戦で一度対戦しており、ジョコビッチが6-2 6-1 6-2で勝っていた。そのあとナタリア・ステバノビッチ(セルビア)とデヤナ・ラダノビッチ/ニコラ・カシッチ(セルビア)も敗れ、3勝0敗で開催国オーストラリアがベスト4進出を決めた。

 この日も手首を気にする様子を見せてコートで治療を受けていたジョコビッチは、「シーズン開幕の週ということもあり、フィジカル的にも感情的にもメンタル的にも100%の状態ではないとわかっていた。そんな期待も抱いていなかったよ」と試合後の記者会見で語った。

「僕は自分本来のレベルではなかった。最高の状態でコートに立てなかった日のひとつだったし、相手のプレーは非常によかった。僕に言えるのはそれだけだ」

 手首の状態について質問を受けたジョコビッチは、「大丈夫だと思う。特にフォアハンドとサービスにかなり影響があった。時間はたっぷりあるし、オーストラリアン・オープンに向けて体調を整えるために十分な時間があると思う」と答えた。

「このようなプロセスはこれまでにも経験してきた。このような状況は何度もあったし、チームと一緒に何をする必要があるのかは理解している。ここ3年だけでもオーストラリアン・オープンでは2021年と23年の大会直前にケガをしたけど、どちらも優勝することができた。今回はケガの心配がないように願っている。大会を通してハイレベルなパフォーマンスを発揮できるよう、体調を万全にできるよう取り組むよ」

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写真◎Getty Images

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