王者ジョコビッチが苦闘の末に初戦を突破、グランドスラム初挑戦の18歳プリズミッチが大健闘 [オーストラリアン・オープン]

写真はノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 シーズン最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月14~28日/ハードコート)の男子シングルス1回戦で、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が予選を勝ち上がってきた18歳のディノ・プリズミッチ(クロアチア)の挑戦を6-2 6-7(5) 6-3 6-4で退けタイトル防衛に向けてスタートを切った。試合時間は4時間1分。

 昨年の全仏ジュニア優勝者のプリズミッチは今回がグランドスラム初挑戦だったが、予選3試合を勝ち抜き本戦でも世界ナンバーワンのジョコビッチに最後まで食らいつく健闘を見せた。

 全豪に2年連続19回目の出場となる36歳のジョコビッチは、男子の最多記録となる10度(2008年、11~13年、15~16年、19~21年、23年)の優勝を誇っている。昨年の大会では決勝でステファノス・チチパス(ギリシャ)を6-3 7-6(4) 7-6(5)で倒し、2年ぶりに王座を奪回するとともに世界ナンバーワンに返り咲いた。

 昨シーズンにグランドスラム3冠(全豪、全仏、全米)を達成したジョコビッチは、今大会で勝つと四大大会優勝回数で男女を通した最多記録「24」で並んでいるマーガレット・コート(オーストラリア)を追い抜き単独トップに立つことができる。

 ジョコビッチは次のラウンドで、アレクセイ・ポプリン(オーストラリア)とワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したマーク・ポールマンス(オーストラリア)の勝者と対戦する。

 そのほかの試合では第12シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)、第17シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)、第26シードのセバスチャン・バエス(アルゼンチン)、クリストファー・オコネル(オーストラリア)、ダニエル エライ・ガラン(コロンビア)、カンタン・アリス(フランス)、予選勝者のイェスパー・デ ヨング(オランダ)が2回戦に駒を進めた。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)、Qは予選勝者、Ret.は途中棄権

大会初日|1月14日

男子シングルス1回戦|主な試合結果

○1ノバク・ジョコビッチ(セルビア)[1] 6-2 6-7(5) 6-3 6-4 ●2ディノ・プリズミッチ(クロアチア)[Q]

○13クリストファー・オコネル(オーストラリア)3-6 7-5 4-6 6-1 7-5 ●14クリスチャン・ガリン(チリ)

○17テイラー・フリッツ(アメリカ)[12] 4-6 6-3 3-6 6-2 6-4 ●18ファクンド・ディアス アコスタ(アルゼンチン)

○35イェスパー・デ ヨング(オランダ)[Q] 4-6 6-2 6-3 6-4 ●36ペドロ・カチン(アルゼンチン)

-----

○37ダニエル エライ・ガラン(コロンビア)2-6 6-3 7-6(3) 4-6 7-6(10-8) ●38ジェイソン・クブラー(オーストラリア)[WC]

○40セバスチャン・バエス(アルゼンチン)[26] 3-6 6-2 6-3 3-0 Ret. ●39J.J.ウルフ(アメリカ)

○41フランシス・ティアフォー(アメリカ)[17] 6-3 7-6(7) 2-6 6-3 ●42ボルナ・チョリッチ(クロアチア)

○59カンタン・アリス(フランス)4-6 7-6(5) 7-5 7-6(2) ●60ロイド・ハリス(南アフリカ)[Q]

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles