サバレンカがジェン・チンウェンを退け完全優勝で母国の先輩アザレンカ以来の2連覇を達成 [オーストラリアン・オープン]

写真は2連覇を達成したアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)(Getty Images)


 シーズン最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月14~28日/ハードコート)の女子シングルス決勝で、第2シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)が第12シードのジェン・チンウェン(中国)を6-3 6-2で下して大会連覇を果たした。試合時間は1時間16分。

 同大会の女子シングルスでタイトル防衛に成功したのは、2012年と13年にやってのけた母国の先輩でもあるビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)以来となる。

 全豪に7年連続出場となった25歳のサバレンカは、昨年の大会でグランドスラム初タイトル(シングルス)を獲得。決勝ではエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)に4-6 6-3 6-4で逆転勝利をおさめ、悲願を達成した。ダブルスではエリース・メルテンス(ベルギー)とペアを組み、2021年に優勝した実績を持っている。

 昨年9月に初の世界ランク1位をマークするなどツアー3勝を挙げて55勝14敗の戦績を残したサバレンカは2023年の四大大会すべてで準決勝以上に進出した唯一の女子選手となり、同年のITF世界チャンピオンに初めて選ばれた。

 この結果でサバレンカは、ジェンとの対戦成績を2勝0敗とした。両者は昨年9月にUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)の準々決勝で一度顔を合わせており、サバレンカが6-1 6-4で勝っていた。

 今大会でのサバレンカは1回戦で予選勝者のエラ・ザイデル(ドイツ)を6-0 6-1で、2回戦で予選勝者のブレンダ・フルビルトバ(チェコ)を6-3 6-2で、3回戦で第28シードのレシヤ・ツレンコ(ウクライナ)を6-0 6-0で、4回戦でアマンダ・アニシモワ(アメリカ)を6-3 6-2で、準々決勝で第9シードのバーボラ・クレイチコバ(チェコ)を6-2 6-3で、準決勝では第4シードのココ・ガウフ(アメリカ)を7-6(2) 6-4で破って決勝進出を決めていた。

 2022年のWTA最優秀新人賞に続き昨年はもっとも上達した選手賞に輝いた21歳のジェンは、2011年フレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)と14年全豪を制したリー・ナ(中国)に続くグランドスラム大会シングルスにおける2人目の中国人チャンピオンになることを目指していた。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles