大坂がオーストラリアン・オープンで敗れたガルシアを倒して2回戦へ「ずっといい選手になったと感じている」 [カタール・オープン]
WTAツアー公式戦「カタール・トタルエナジーズ・オープン」(WTA1000/カタール・ドーハ/2月11~17日/賞金総額321万1715ドル/ハードコート)の女子シングルス1回戦で、元世界ナンバーワンの大坂なおみ(フリー)が第15シードのカロリーヌ・ガルシア(フランス)を7-5 6-4で倒して今季のマッチ2勝目を挙げた。
3-5と追い込まれてから4ゲームを連取して第1セットを先取した大坂はすべてサービスキープで進んだ第2セット5-4から3度目のブレークに成功し、1時間28分でオーストラリアン・オープン1回戦で敗れたガルシアに対する雪辱を果たした。
「正直に言って、今の私はずっといい選手になったと感じている。オーストラリアン・オープンではリターンがあまりよくなかったし、今回ほどは集中できていなかった気がする」と大坂はガルシアとプレーした今季の2試合を比較して話した。
「特に彼女(ガルシア)のようにサービスのいい選手に対しては、間違いなくそこが違いを生んだと思う」
大坂は次のラウンドで、アランチャ・ラス(オランダ)を7-5 3-6 7-6(5)で破って勝ち上がったペトラ・マルティッチ(クロアチア)と対戦する。
ふたりは2014年7月にスタンフォードの予選で顔を合わせ、当時16歳だった大坂が6-7(4) 6-4 6-1で勝っている。その大会でツアー本戦デビューを飾った大坂は、当時世界ランク19位だったサマンサ・ストーサー(オーストラリア)から金星を挙げていた。
同日に1回戦をプレーしたガルシア以外のシード勢は第16シードのエマ・ナバーロ(アメリカ)がジャスミン・パオリーニ(イタリア)を6-3 7-5で退けたが、第10シードのベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)、第11シードのダリア・カサキナ(ロシア)、第12シードのリュドミラ・サムソノワ(ロシア)は敗れた。
アナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)がカサキナとの同胞対決を6-2 7-6(2)で制し、レイラ・フェルナンデス(カナダ)がサムソノワに7-5 7-6(4)で競り勝ち、ワン・シンユー(中国)はアダッド マイアを6-1 6-3で下してそれぞれシードダウンを演じた。
この日は2回戦が2試合行われ、第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)と第6シードのマルケタ・ボンドルソバ(チェコ)が16強入りを決めた。大会2連覇中のシフィオンテクがソラナ・シルステア(ルーマニア)に6-1 6-1で快勝し、ボンドルソバは予選勝者のグリート・ミネン(ベルギー)を6-2 0-6 6-4で振りきった。
上位8シードは1回戦がBYEで免除されており、シフィオンテクとボンドルソバはこの試合が初戦だった。
そのほかの試合ではエリース・メルテンス(ベルギー)、リンダ・ノスコバ(チェコ)、アンヘリーナ・カリニーナ(ウクライナ)、ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)、アナスタシア・ポタポワ(ロシア)、マリー・ブーズコバ(チェコ)、この日が32歳の誕生日だったマグダ・リネッテ(ポーランド)、カロリーナ・プリスコバ(チェコ)、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したパウラ・バドーサ(スペイン)が2回戦に駒を進めた。
写真◎Getty Images
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