ATPツアー公式戦の「ロレックス上海マスターズ」（ATP1000／中国・上海／10月6～13日／賞金総額832万2885ドル／ハードコート）の男子シングルス準決勝で、第3シードのダニール・メドベデフ（ロシア）が第6シードのステファノス・チチパス（ギリシャ）を7-6(5) 7-5で下し、6大会連続となる決勝進出を決めた。メドベデフは今、自信に満ちている。これは彼にとって、今季9度目の決勝進出でもあるのだ。

　今季のツアーで最多となるマッチ58勝目を挙げたメドベデフは、そのうち43試合にストレートセットで勝っている。彼は今週、まだ1セットも落としていない。

　キャリア7度目、今季4つ目のタイトルを目指すメドベデフに立ちはだかるのは、第5シードのアレクサンダー・ズベレフ（ドイツ）だけとなった。

　ズベレフはこの日決めた11本目のサービスエースで試合にとどめを刺し、6-3 6-4の勝利で第11シードのマッテオ・ベレッティーニ（イタリア）の進撃を終わらせた。

「これはロジャー（フェデラー）に対するのとはまったく違う試合だった」とズベレフは振り返った。ズベレフは前日の準々決勝で、第2シードのロジャー・フェデラー（スイス）を倒していた。「僕はこの試合で得た多くのポジティブなものを、明日の決勝に持ち込むよ」。

　これまでにズベレフと4度対戦したメドベデフは、そのすべてで敗れている。しかしこの対戦のどれもが、今年に戦われたものではない。

「今年の彼は、それ以前とは違っている」とズベレフは警戒した。「ここ数ヵ月の彼は、おそらく世界最強の選手だ。彼は間違いなく今、人生最高のテニスをプレーしている」。

　ここ上海では、ノバク・ジョコビッチ（セルビア）やフェデラーといった常連の強豪から、若い世代が準決勝を引き継いだ。メドベデフとベレッティーニが23歳、ズベレフが22歳、チチパスは21歳だ。

ロレックス上海マスターズ2019｜PHOTOアルバム

　ATPマスターズ1000のレベルで4人の準決勝進出者の全員が23歳以下だったのは、カルロス・モヤ（スペイン／当時22歳）、マリアノ・サバレタ（アルゼンチン／当時21歳）、ニコラス・ラペンティ（エクアドル／当時22歳）、マルセロ・リオス（チリ／当時23歳）がベスト4に進んだ1999年ハンブルク以来のことである。

　ウインブルドン後の夏のハードコートシーズンが始まってからのメドベデフは、28勝3敗の戦績を誇っている。その期間の間に6大会で決勝に進出した彼は、そのうちのシンシナティとサンクトペテルブルクで優勝した。彼はまた、USオープンで初のグランドスラム大会決勝に進出し、そこで5セットの死闘の末にラファエル・ナダル（スペイン）に惜敗していた。(C)AP（テニスマガジン）

※トップ写真はダニール・メドベデフ（ロシア）
SHANGHAI, CHINA - OCTOBER 12: Daniil Medvedev of Russia celebrates after defeating Stefanos Tsitsipas of Greece during the Men's Singles Semifinal of 2019 Rolex Shanghai Masters at Qi Zhong Tennis Centre on October 12, 2019 in Shanghai, China. (Photo by Lintao Zhang/Getty Images)

フェデラーとジョコビッチがともに準々決勝敗退「若い選手たちは今、ドアを叩いている」 [ロレックス上海マスターズ] - テニスマガジンONLINE｜tennismagazine.jp

ATPツアー公式戦の「ロレックス上海マスターズ」（ATP1000／中国・上海／10月6～13日／賞金総額832万2885ドル／ハードコート）の男子シングルス準々決勝で、ほぼ無敵とみられていたノバク・ジョコビッチ（セルビア）とロジャー・フェデラー（スイス）がともに敗れる波乱が起きた。

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チチパスがジョコビッチ撃破で4強へ、ATPファイナルズ出場も確定 [ロレックス上海マスターズ] - テニスマガジンONLINE｜tennismagazine.jp

ATPツアー公式戦の「ロレックス上海マスターズ」（ATP1000／中国・上海／10月6～13日／賞金総額832万2885ドル／ハードコート）の男子シングルス準々決勝で、前年度覇者で4度の優勝経験を持つ第1シードのノバク・ジョコビッチ（セルビア）が第6シードのステファノス・チチパス（ギリシャ）に6-3 5-7 3-6で敗れた。これまで上海に8度出場し、そのすべてで最低でも準決勝に進出していたジョコビッチの快進撃の記録に終止符が打たれることになったのである。

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ジョコビッチ、フェデラー、メドベデフら8強が出揃う [ロレックス上海マスターズ] - テニスマガジンONLINE｜tennismagazine.jp

ATPツアー公式戦の「ロレックス上海マスターズ」（ATP1000／中国・上海／10月6～13日／賞金総額832万2885ドル／ハードコート）の男子シングルス3回戦で、第3シードのダニール・メドベデフ（ロシア）が予選勝者のバセック・ポスピショル（カナダ）に7-6(7) 7-5で競り勝ち、ベスト8に進出した。試合時間は2時間5分。

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メドベデフの疾走は続き、今季3度目の優勝 [サンクトペテルブルク・オープン] - テニスマガジンONLINE｜tennismagazine.jp

「サンクトペテルブルク・オープン」（ATP250／ロシア・サンクトペテルブルク／9月16～22日／賞金総額124万8665ユーロ／室内ハードコート）のシングルス決勝で、第1シードのダニール・メドベデフ（ロシア）が第4シードのボルナ・チョリッチ（クロアチア）を6-3 6-1で倒し、嵐のような疾走を継続させた。

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準優勝のメドベデフ「全身全霊で戦った、僕のために観客のために」 [USオープン] - テニスマガジンONLINE｜tennismagazine.jp

「USオープン」（アメリカ・ニューヨーク／8月26日～9月8日／ハードコート）の男子シングルス決勝----1週間前には、USオープンの観客たちがダニール・メドべデフに大声援を送るなどと想像し難いことだった。ブーイングを愛し、自分を野次れば野次るほど自分は勝つのだと挑戦的に言っていた男がその日曜日に突然、自分への声援を耳にしたのである。メドベデフはそのプレーによって観客の心を勝ちとった。そして、そのふるまいによっても。

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波乱のシンシナティを制したのは23歳メドベデフ [ウェスタン＆サザン・オープン] - テニスマガジンONLINE｜tennismagazine.jp

「ウェスタン＆サザン・オープン」（ATP1000／アメリカ・オハイオ州シンシナティ／8月11～18日／賞金総額673万5690ドル／ハードコート） の男子シングルス決勝で、第9シードのダニール・メドベデフ（ロシア）が第16シードのダビド・ゴファン（ベルギー）を7-6(3) 6-4で下し、初のマスターズ1000のタイトルを獲得した。

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22歳のメドベデフがフクソービッチを下して今季初優勝 [ソフィア・オープン] - テニスマガジンONLINE｜tennismagazine.jp

ATPツアー公式戦の「ソフィア・オープン」（ATP250／ブルガリア・ソフィア／2月4～10日／賞金総額58万6140ユーロ／室内ハードコート）のシングルス決勝で、第3シードのダニール・メドベデフ（ロシア）がマートン・フクソービッチ（ハンガリー）を6-4 6-3で破り、今季初優勝を飾った。試合時間は1時間21分。

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