全米ジュニア優勝者の17歳フォンセカがシード撃破でツアー初勝利「ここが僕の居場所」 [リオ・オープン]
ATPツアー公式戦「リオ・オープン」(ATP500/ブラジル・リオデジャネイロ/2月19~25日/賞金総額227万1715ドル/クレーコート)の男子シングルス1回戦で、17歳のジョアン・フォンセカ(ブラジル)が第7シードのアルトゥール・フィス(フランス)を6-0 6-4で倒す番狂わせを演じた。
オープニングゲームをブレークしたフォンセカは6ゲームを連取して第1セットを先取し、第2セット3-3から相手のサービスゲームを破ったリードを最後まで守りきって1時間30分でキャリア最大の勝利をもぎ取った。
最後にフィスが放ったバックハンドがアウトになった瞬間、フォンセカはコートに膝をついて天を仰いでから頭を抱えた。
昨年の全米ジュニア優勝者で世界ランク655位のフォンセカは昨年に続いてワイルドカード(主催者推薦枠)を受け取り、2度目のATPツアー参戦で初勝利を挙げた。
「凄くうれしい。自宅から10分の場所で、友人たちや家族全員が見守る中でツアー初勝利を挙げることができるなんてこれ以上のことはない。凄く特別なことだし、2回戦でもうひとつ狙っていくよ」とフォンセカは試合後のオンコートインタビューで語った。
「すべてのボールに集中していた。もちろん緊張して震えたけど、本当に勝ちたかったからやり遂げた。ここ数ヵ月は自分の成長に気持ちを集中させていたけど、その成果が出たと思う。僕はずっと成熟したし、ここが自分の居場所だと感じている。これからもこのような大きなスタジアムでプレーしたい」
2006年生まれでATPツアー本戦勝利を挙げた最初の選手となったフォンセカは次のラウンドで、前日に勝ち上がりを決めていたクリスチャン・ガリン(チリ)と対戦する。
そのほかの試合では第4シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)がアルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)を6-2 6-1で下して8強入りを決めたが、雨により同日に完了したシングルスはこの2試合だけだった。
写真◎Getty Images
Pick up
-
2024-05-03
5月3日発売!『テニスフィジバト道場』(横山正吾 著)テニスプレーヤーのための最新フィジカルトレーニング
Tennis Magazine extraシリーズテニスプレ
-
2023-10-30
「テニス丸ごと一冊 戦略と戦術」シリーズの第4巻、テーマは「あなたは必ずゲームがうまくなる! [ドリル編]」(堀内昌一著)
「テニス丸ごと一冊 戦略と戦術」シリーズの第4巻、テーマは「
-
2024-02-05
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(荒木尚子/著)2月5日発売
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(
-
2023-06-13
『ライバルに差をつけろ!自主練習シリーズ テニス』(宮尾英俊著)好評発売中!
『ライバルに差をつけろ!自主練習シリーズ』のバレーボール、バ
-
2022-12-05
勝つための“食”戦略 『最新テニスの栄養学』(高橋文子著)
Tennis Magazine extra シリーズ最新テニ
-
2023-04-03
『テニスの心理学~“心”技体を鍛えてメンタルタフになれ!』(佐藤雅幸著)
Tennis Magazine extraシリーズの最新刊『
Related
Pick up
-
2024-05-03
5月3日発売!『テニスフィジバト道場』(横山正吾 著)テニスプレーヤーのための最新フィジカルトレーニング
Tennis Magazine extraシリーズテニスプレ
-
2023-10-30
「テニス丸ごと一冊 戦略と戦術」シリーズの第4巻、テーマは「あなたは必ずゲームがうまくなる! [ドリル編]」(堀内昌一著)
「テニス丸ごと一冊 戦略と戦術」シリーズの第4巻、テーマは「
-
2024-02-05
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(荒木尚子/著)2月5日発売
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(
-
2023-06-13
『ライバルに差をつけろ!自主練習シリーズ テニス』(宮尾英俊著)好評発売中!
『ライバルに差をつけろ!自主練習シリーズ』のバレーボール、バ
-
2022-12-05
勝つための“食”戦略 『最新テニスの栄養学』(高橋文子著)
Tennis Magazine extra シリーズ最新テニ
-
2023-04-03
『テニスの心理学~“心”技体を鍛えてメンタルタフになれ!』(佐藤雅幸著)
Tennis Magazine extraシリーズの最新刊『
Ranking of articles
-
2024-05-11
大坂なおみが世界11位カサキナをストレートで退け16強入り、ツアーレベルのクレーコートでキャリア2度目の3連勝 [イタリア国際]
-
2024-05-10
クレーコートでトップ20の選手から初勝利を挙げた大坂がカサキナに対する3回戦へ「私はまだキリンの赤ちゃん」 [イタリア国際]
-
2024-05-05
6年ぶりの決勝を制した内島萌夏が大会初優勝、ダブルスはリャン・エンシュオ/タン・キアンホェイがタイトルを獲得 [W100カンガルーカップ国際女子]
-
2024-05-07
本戦がスタート、日本勢は伊藤あおい&清水綾乃がシングルス初戦を突破 [W75福岡国際女子]
-
2024-05-06
[最新ATPランキング] 2024年5月6日付