カリンスカヤがガウフを倒す番狂わせで予選から準決勝へ快進撃 [ドバイ選手権]
WTAツアー公式戦「ドバイ・デューティーフリー・テニス選手権」(WTA1000/アラブ首長国連邦・ドバイ/2月18~24日/賞金総額321万1715ドル/ハードコート)の女子シングルス準々決勝で予選勝者のアンナ・カリンスカヤ(ロシア)が第3シードのココ・ガウフ(アメリカ)を2-6 6-4 6-2で倒す番狂わせを演じ、WTA1000大会で初のベスト4進出を果たした。
一度しかサービスキープをすることができず第1セットを落としたカリンスカヤはワンブレーク差で第2セットを取り返し、第3セットで相手のサービスゲームを2度破って2時間17分で勝利をもぎ取った。
第1セット2-5のチェンジエンドでメディカルタイムアウトを取って背中の治療を受けたカリンスカヤはセット終了後にも処置を受けたが、第2セットに入ってからは常に先行して形勢を逆転し、第9シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)に対する前日の3回戦に続くキャリア6度目の対トップ10勝利(トップ5に対しては初勝利)を挙げた。
「難しい試合だった。最初はあまり自信が持てていなかった。(予選からプレーしているから)サーフェスには慣れてきていたけどセンターコートでプレーする機会がなく、バウンドのスピードが少し違うと感じてタイミングが掴めなかったの」とカリンスカヤは試合を振り返った。
「第2セットに入ると少し落ち着くことができ、試合が終わるまで目の前のポイントに集中してプレーした。最後のポイントまで緊張感が続いたわ。彼女(ガウフ)は非常に多くのボールを返してくるから、私は粘り強くプレーしてどのボールを決めにいくか判断しなければならなかった」
同大会で予選から4強入りした4人目の女子選手となったカリンスカヤは次のラウンドで、第6シードのジェン・チンウェン(中国)を6-3 6-2で破って勝ち上がった第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)と対戦する。
もうひとつの準決勝は、ソラナ・シルステア(ルーマニア)とジャスミン・パオリーニ(イタリア)のノーシード対決となった。
シルステアが第2セット1-5と追い込まれながらマッチポイントを6度セーブして第7シードのマルケタ・ボンドルソバ(チェコ)に2-6 7-6(1) 6-2で逆転勝利をおさめ、パオリーニは第4シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)が体調不良で棄権したため不戦勝で初のWTA1000大会4強入りが決まった。
写真◎Getty Images
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