ハチャノフが勢いに乗る18歳メンシクの挑戦を退けツアー6勝目 [カタール・オープン]

写真は今季初優勝を飾ったカレン・ハチャノフ(ロシア/左)と準優勝のヤクブ・メンシク(チェコ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「カタール・エクソンモービル・オープン」(ATP250/カタール・ドーハ/2月19~24日/賞金総額149万3465ドル/ハードコート)の男子シングルス決勝で、第2シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)が18歳のヤクブ・メンシク(チェコ)を7-6(12) 6-4で退け今季初優勝を飾った。

 27歳のハチャノフがATPツアーの同種目でタイトルを獲得したのは、昨年9月の珠海以来でキャリア6度目(準優勝2回)となる。

 すべてサービスキープで進んだ第1セットのタイブレークを4つのセットポイントを凌いだ末に制したハチャノフは第2セット第1ゲームで初のブレークに成功し、残りのサービスゲームを危なげなくキープして1時間49分で勝利を決めた。

「彼(メンシク)は信じられないようなサービスを打っていた。僕はとにかく落ち着きを保って自分ができることをやろうと心掛けた。第1セットを取れて凄く助かったし、第2セットに向けて大きな自信を持つことができたよ」とハチャノフは試合後のオンコートインタビューで語った。

 トップ200の中で最年少のメンシクは、20歳以下で世界ランク250位以内の選手に適用される「Next Gen アクセラレーター・プログラム」によって出場機会を得た。彼はこのチャンスを最大限に生かしてトップ100デビューを決め、ランキングの動向をリアルタイムで伝えるATPライブランキングで87位に浮上した。

 先に行われたダブルス決勝では第1シードのジェイミー・マレー(イギリス)/マイケル・ビーナス(ニュージーランド)ロレンツォ・ムゼッティ/ロレンツォ・ソネゴ(ともにイタリア)に7-6(0) 2-6 [10-8]で競り勝ち、昨年9月の珠海以来となるコンビ5勝目を挙げた。

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写真◎Getty Images

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