錦織がマイアミで昨年7月以来のツアー復帰「モティベーションを失ったことは一度もない」

写真はテニスマガジン2021年2月号取材時の錦織圭(ユニクロ)(撮影◎小山真司)


 ATPツアー公式戦「マイアミ・オープン」(ATP1000/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月20~31日/賞金総額1040万4205ドル/ハードコート)で復帰を果たした錦織圭(ユニクロ)が男子シングルス1回戦で敗れたあと記者会見に臨み、「モティベーションを失ったことは一度もありませんでした。理由は説明できないけど、モティベーションはいつもあります」と語った。

「自分のテニスを取り戻すのを楽しみにしています。直ぐにとはいかないかもしれないけど、戦い続けるつもりです」

 今大会にワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した34歳の錦織は1回戦で世界40位のセバスチャン・オフナー(オーストリア)に3-6 4-6で敗れたが、「とにかくたくさん試合がしたいです。今日はそこそこ楽しめたけど、トップ50の選手たちに勝つには十分じゃなかった。今日のプレーにはある程度満足しています」と前向きに振り返った。

「ベストではないかもしれないけど、あと何大会かプレーするのを楽しみにしています」

 股関節と足首のケガで長期離脱を余儀なくされていた元世界ランク4位の錦織は復帰戦だった昨年6月のパルマス デル マール(チャレンジャー75/ハードコート)で優勝を飾ったが、7月のアトランタ(ATP250/ハードコート)で8強入りしたあと今度は膝のケガに見舞われそのままシーズンを終えていた。

「できれば健康な状態を維持したいです。それが今年唯一の目標だと思います。できるだけ多く試合ができるようにしたいです」と錦織は今後の展望について話した。

「クレーコートシーズンにはヒューストン、バルセロナ、マドリッドでプレーしたいと思っています。僕はクレーコートが好きだし、いい結果を残しているから。そこで何試合かいいプレーができることを願っています。厳しい戦いになることは覚悟しています。でも1回戦負けが続いたらチャレンジャー大会でもプレーするかもしれません」

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

撮影◎小山真司

Pick up

Related

Ranking of articles