ズベレフが“トップ10キラー”マロジャンを倒して準決勝へ「チャレンジを楽しみにしている」 [マイアミ・オープン]

写真はアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「マイアミ・オープン」(ATP1000/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月20~31日/賞金総額1040万4205ドル/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)がファビアン・マロジャン(ハンガリー)を6-3 7-5で下し、1セットも落とさずベスト4に進出した。

 ファーストサーブからのポイントを80%の高確率で取ったズベレフは直面した2度のブレークポイントをいずれもセーブし、相手のサービスゲームを合計3度破って1時間38分で勝利を決めた。

「このような大きな大会の終盤に戻ってきて、世界最高の選手たちとプレーできてうれしい。勝ち残っているのはトップ選手たちだけだからね。チャレンジを楽しみにしている」とズベレフは試合後のオンコートインタビューで語った。

 24歳のマロジャンはATPマスターズ1000大会に出場したのが4度目ながらすべてベスト16以上に進出しており、準々決勝でプレーしたのはこれが2試合目だった。

 今大会でのマロジャンは第7シードのオルガ・ルーネ(デンマーク)に対する2回戦と第9シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)に対する4回戦でトップ10プレーヤーに勝っており、ランキングの動向をリアルタイムで伝えるATPライブランキングで38位に浮上し初のトップ50入りが確定した。

「あのようなプレーを続ければ、彼(マロジャン)は直ぐにランキングを駆け上がってくるだろう」とズベレフはマロジャンを評価した。

「彼は常に相手を急がせる。トッププレーヤーたちは自分が試合をコントロールしていると感じているときにある程度自分のやりたいようにプレーすると思うけど、彼に対しては不可能だ。だからこそ彼はトップ10選手に対してこれだけいい戦績(4勝2敗)を残しているんだ。信じられないような選手だよ」

 ズベレフは次のラウンドで、第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)を6-2 6-4で破って勝ち上がった第11シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦する。アルカラスは前週のインディアンウェルズで今季初優勝を飾っていたが、連勝は「9」でストップした。

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写真◎Getty Images

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