ルバキナが今大会10戦無敗だったシフィオンテクを倒して今季5度目の決勝進出「何とか勝つことができて本当にうれしい」 [WTAシュツットガルト]

写真はエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ポルシェ・テニス・グランプリ」(WTA500/ドイツ・バーデン ヴュルテンベルク州シュツットガルト/4月15~21日/賞金総額92万2573ドル/室内クレーコート)の女子シングルス準決勝で、第4シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)が第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)を6-3 4-6 6-3で倒して今季3勝目に王手をかけた。

 0-2から5ゲーム連取で形勢を逆転してして第1セットを先取したルバキナは4-5からサービスダウンを喫して第2セットを取り返されたが、第3セット第5ゲームと最終ゲームでブレークに成功して2時間49分でシフィオンテクに対する4度目の勝利(2敗)をもぎ取った。

 相手の猛攻を受けたシフィオンテクは試合を通して20回あったブレークポイントを16度凌いだが、7本のダブルフォールトと42本のアンフォーストエラーで自分の足を引っ張ってしまった。

 シフィオンテクは2022年の初出場から2連覇中だったが、同大会での連勝は「10」でストップした。ルバキナは世界ナンバーワンの選手に5度勝ったことがあるが、そのうちの4勝をシフィオンテクから挙げている。

「いつもと同じようにとても厳しい試合だった。重要な場面で自分のサービスに助けられた。私はすべてのボールでファイトしたし、かなりの接戦だった。何とか勝つことができて本当にうれしいし、いい試合をお見せすることができてよかったわ」とルバキナは試合後のオンコートインタビューで語った。

 この大会で優勝すると大会スポンサーのポルシェから車を贈呈されるが、ルバキナは「実は運転免許を持っていないの」と明かして観客の笑いを誘った。

 ルバキナは今季5度目の決勝で、第6シードのマルケタ・ボンドルソバ(チェコ)を7-6(2) 6-2で破って勝ち上がったマルタ・コスチュク(ウクライナ)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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