ジョコビッチがローレウス世界スポーツ賞で最優秀スポーツマン賞、フェデラーに並ぶ5度目の栄誉

写真は2024年ローレウス世界スポーツ賞で5度目の最優秀スポーツマン賞に選出されたノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 世界のスポーツにおいて各分野で活躍した個人および団体を選出して称える「ローレウス世界スポーツ賞」の受賞者が発表され、最高賞にあたる最優秀スポーツマン賞にテニス選手のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が選出された。

 36歳のジョコビッチは5年ぶり5度目(2013年、15~16年、19年、24年)の受賞で、最多記録を持つロジャー・フェデラー(スイス)に並んだ。

 昨シーズンのジョコビッチは決勝でカルロス・アルカラス(スペイン)に惜敗したウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)を除くグランドスラム3冠(全豪、全仏、全米)を達成し、11月には男子トップ8によるエリート大会「Nitto ATPファイナルズ」(イタリア・トリノ/室内ハードコート)で単独トップとなる7度目の優勝を飾って自身の最多記録を更新する8度目の年末世界ナンバーワンを決めた。

 2000年に創設されたローレウス世界スポーツ賞は世界中のスポーツジャーナリストが各年の受賞候補者を投票で選出し、その中から最終的にローレウス・アカデミー会員が投票して受賞者が決まる。アカデミー会員は各競技の元著名選手らで構成され、今年の授賞式は月曜日の夜にスペイン・マドリッドで開催された。

 同賞には複数の部門があり、テニス関連ではスポーツ貢献賞(Sport for Good Award)にラファエル・ナダル(スペイン)が設立したラファ・ナダル財団が、年間最優秀障害者選手部門には車いすテニスのディーダ・デ グロート(オランダ)が選ばれた。

 テニス選手ではほかにもイガ・シフィオンテク(ポーランド)が年間最優秀女子選手部門、ココ・ガウフ(アメリカ)がブレークスルー賞(最優秀成長選手賞)、マルケタ・ボンドルソバ(チェコ)は年間最優秀復活選手部門の候補になっていたが、受賞はならなかった。

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写真◎Getty Images

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