ナダルがバルセロナで敗れたデミノーに雪辱「とにかく一歩ずつ進んでいくだけ」 [マドリッド・オープン]

写真はラファエル・ナダル(スペイン)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ムトゥア・マドリッド・オープン」(ATP1000/スペイン・マドリッド/4月24日~5月5日/賞金総額924万9713ユーロ/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、2年ぶりの参戦となる37歳のラファエル・ナダル(スペイン)が第10シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)を7-6(6) 6-3で倒してベスト32に進出した。

 シード勢は1回戦がBYEで免除されており、デミノーはこの試合が初戦だった。ふたりは前週のバルセロナでも2回戦で顔を合わせ、デミノーが7-5 6-1で勝っていた。

 一進一退の第1セットをタイブレークの末に先取したナダルは、第3セット第1ゲームと最終ゲームでブレークに成功して2時間2分でバルセロナの雪辱を果たした。

 試合後のオンコートインタビューでかつてのラファが戻ってきたかと聞かれたナダルは「いや、まだだ。時間が必要だよ」と即座に否定し、「いいレベルのテニスができた時間帯はあったと思う。それなりに手応えはあったけど、まだ断続的だった」と話した。

「アレックスのような素晴らしい選手と2時間以上戦うことができて凄くうれしい。それは僕にとって大きな意味がある。それにここの雰囲気は素晴らしかったし、応援してくれた皆さんには感謝の言葉しかないよ」

 同大会で5度の優勝(2005年、10年、13~14年、17年)を誇るナダルは次のラウンドで、第20シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)を7-6(1) 3-6 6-4で破って勝ち上がったペドロ・カチン(アルゼンチン)と対戦する。

「ここ2年はテニスよりもフィジカルのほうが問題だった。もし何週間も続けてプレーできるなら、自分がどこまでいけるか見てみたい。でもまだそのような状態ではないから、とにかく一歩ずつ進んでいくだけだ。どこまで回復するか見てみよう」とナダルは今後を見据えた。

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写真◎Getty Images

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