前年女王サバレンカが1セットダウンを乗り越え準々決勝へ、コリンズの連勝は「15」でストップ [マドリッド・オープン]

写真はアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ムトゥア・マドリッド・オープン」(WTA1000/スペイン・マドリッド/4月25日~5月7日/賞金総額877万480ドル/クレーコート)の女子シングルス4回戦で、第2シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)が第13シードのダニエル・コリンズ(アメリカ)に4-6 6-4 6-3で逆転勝利をおさめた。

 一進一退の第1セットをワンブレーク差で落としたサバレンカは3-4から3ゲームを連取して第2セットを取り返し、第3セットでも相手の追い上げを振りきり5-3から6度目のブレークに成功して2時間24分で試合を締めくくった。

 今シーズン限りで引退する意向を表明している30歳のコリンズは3月末のマイアミ(WTA1000/ハードコート)と翌週のチャールストン(WTA500/クレーコート)でタイトルを獲得して今大会を迎えていたが、クレーコートでは初対決だったサバレンカに5連敗を喫してキャリア最長の連勝は「15」でストップした。

 ディフェンディング・チャンピオンのサバレンカは次のラウンドで、17歳の誕生日に第12シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア)を7-6(2) 6-4で破って勝ち上がったミルラ・アンドレエワ(ロシア)と対戦する。このカードは昨年の同大会4回戦で一度実現しており、そのときはサバレンカが6-3 6-1で勝っている。

 そのほかの試合では第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)、第4シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)、2022年大会チャンピオンで第8シードのオンス・ジャバー(チュニジア)、第11シードのベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)、第18シードのマディソン・キーズ(アメリカ)、ユリア・プティンセバ(カザフスタン)が勝ち上がり、ベスト8が出揃った。

 シード対決ではジャバーが第9シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)を6-0 6-4で退け、アダッド マイアが第5シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)を6-4 6-4で下し、キーズが同胞の第3シードのココ・ガウフ(アメリカ)に7-6(4) 4-6 6-4で競り勝ち、プティンセバは第10シードのダリア・カサキナ(ロシア)を3-6 6-2 6-2で倒してシードダウンを演じた。

 準々決勝ではシフィオンテクがアダッド マイアと、ルバキナがプティンセバと、ジャバーはキーズと顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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