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2024-05-01

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ナダルはラフェチュカに敗れて8強入りならず「特別な1週間だった」 [マドリッド・オープン]

テニスマガジン編集部

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写真はラファエル・ナダル（スペイン）（Getty Images）

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　ATPツアー公式戦「ムトゥア・マドリッド・オープン」（ATP1000／スペイン・マドリッド／4月24日～5月5日／賞金総額924万9713ユーロ／クレーコート）の男子シングルス4回戦で、第30シードのイリ・ラフェチュカ（チェコ）が2年ぶりに参戦した37歳のラファエル・ナダル（スペイン）を7-5 6-4で倒してベスト8進出を決めた。

　5-5から初のサービスダウンを喫して第1セットを落としたナダルは第2セット第1ゲームでもブレークを許し、残りのサービスゲームをすべてキープしたラフェチュカが2時間1分で勝利を決めた。

「彼（ナダル）のような伝説的な選手とコートを分かち合えるのは素晴らしいことだ。夢が叶ったよ。これが実現することをいつも願っていたからね」とATPマスターズ1000大会で2度目の8強入りを決めたラフェチュカは試合後のオンコートインタビューで語った。

「このような素晴らしい瞬間を経験できて凄く感謝しているし、ラファの幸運を心から願っている。彼を応援する大勢の人たちの前でこんなに素晴らしい勝利をおさめというのは少しほろ苦い気分だ。会場のエネルギーは凄まじかった」

　ラフェチュカは次のラウンドで、第17シードのアレクサンダー・ブブリク（カザフスタン）を7-6(3) 6-4で破って勝ち上がった第3シードのダニール・メドベージェフ（ロシア）と対戦する。

　ここ数年ケガに行く手を阻まれてきたナダルは今年が最後のシーズンになる可能性を示唆しており、試合後にはコートで特別なセレモニーが行われた。

「僕にとって特別な1週間だった。個人的にも自分のテニスにとっても多くの面でとてもポジティブだった。ふたたびコートでプレーするチャンスを得た。数週間前、バルセロナの2日前にはもう一度公式戦に出場できるかわからない状態だった。でもそれから2週間プレーした。忘れられないものになったよ」と同大会で5度の優勝（2005年、10年、13～14年、17年）を誇るナダルはファンの前で語った。

「僕が言えるのは『ありがとう』だけだ。僕がまだ幼いころから始まった素晴らしい旅だった。僕が初めてマドリッドに来たのは2003年で、その頃はインドアの大会だった。初めて戦えると感じたのは（初優勝を飾った）2005年だった。キャリアでもっともエキサイティングな勝利のひとつだった。それから皆さんからの絶大なサポートがずっと続いている。感謝してもしきれない」

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写真◎Getty Images

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