ATPマスターズ1000大会マッチ100勝目を挙げたメドベージェフがタイトル防衛に向けた挑戦をスタート [イタリア国際]

写真はダニール・メドベージェフ(ロシア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「BNLイタリア国際」(ATP1000/イタリア・ローマ/5月8~19日/賞金総額909万4379ユーロ/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、第2シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)がジャック・ドレイパー(イギリス)を7-5 6-4で倒してキャリア初の大会連覇に向けた挑戦をスタートした。

 シード勢は1回戦がBYEで免除されており、メドベージェフはこれが前週のマドリッド(ATP1000/クレーコート)でイリ・ラフェチュカ(チェコ)に対する準々決勝を右脚のケガを理由に棄権して以来の試合だった。

 一進一退で迎えた5-4からブレークバックされたあと2ゲームを連取して第1セットを先取したメドベージェフは第2セット5-1から5-4まで追い上げられたが、2度目のサービング・フォー・ザ・マッチをきっちりキープして1時間47分でATPマスターズ1000大会のマッチ100勝目を挙げた。

 ツアー通算20勝を挙げているメドベージェフだがクレーコートで優勝したのは昨年の同大会のみで、それ以来タイトルから遠ざかっている。

 メドベージェフは次のラウンドで、第30シードのアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)を7-6(4) 6-4で破って勝ち上がった予選勝者のハマド・メジェドビッチ(セルビア)と対戦する。

 この日プレーしたメドベージェフ以外のトップ10プレーヤーは第4シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)、第6シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)、第7シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)が揃って初戦を突破した。

 同大会最多記録となる10度の優勝を誇る37歳のラファエル・ナダル(スペイン)はフルカチュに1-6 3-6で敗れ、2回戦で姿を消した。

 そのほかの試合では第9シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)、第10シードのオルガ・ルーネ(デンマーク)、第14シードのトミー・ポール(アメリカ)、第17シードのセバスチャン・バエス(アルゼンチン)、第18シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)、第21シードのニコラス・ジャリー(チリ)、第25シードのトマス マルティン・エチェベリ(アルゼンチン)、第27シードのキャメロン・ノリー(イギリス)、ドミニク・コプファー(ドイツ)、予選勝者のアレクサンドル・ミュレー(フランス)、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したステファノ・ナポリターノ(イタリア)が3回戦に駒を進めた。

 第22シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)がコプファーに4-6 2-6で、第31シードのアルトゥール・フィス(フランス)はミュレーに5-7 3-6で敗れ、それぞれ初戦でシードダウンを喫した。

 ボトムハーフ(ドローの下半分)の3回戦ではルブレフがミュレーと、チチパスがノリーと、フルカチュがエチェベリと、デミノーがオジェ アリアシムと、ルーネがバエスと、ポールがコプファーと、ジャリーはナポリターノと顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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