マハーチュが準決勝でジョコビッチを倒すキャリア最大の勝利「すべてのボールを追いかけて戦った」 [ジュネーブ・オープン]

写真はマイアミ・オープンでのトマーシュ・マハーチュ(チェコ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ゴーネット・ジュネーブ・オープン」(ATP250/スイス・ジュネーブ/5月19~25日/賞金総額65万1865ユーロ/クレーコート)の男子シングルス準決勝で、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)がトマーシュ・マハーチュ(チェコ)に4-6 6-0 1-6で敗れる番狂わせが起きた。

 1-4から巻き返して第1セットを先取したマハーチュは1ゲームも取れずに第2セットを取り返されたが、第3セット0-1から最後の6ゲームを連取して2時間6分でキャリア最大の勝利を決めた。

 フィジカル的に苦しんでいる様子だったジョコビッチは第1セット終了後にメディカルタイムアウトを取って第2セットでは一時的に活力を取り戻したが、最後までは続かず第3セットでは失速した。

 ツアーレベルで2月のマルセイユと3月のマイアミで8強入りしたのがこれまでの最高成績だったマハーチュがトップ10プレーヤーに勝ったのは、アンドレイ・ルブレフ(ロシア)を倒したマイアミ2回戦以来でキャリア2度目となる。

「今はどのようにリアクションすればいいかわからない。僕はとにかくすべてのボールを追いかけて戦った。ジョコビッチと対戦するときは祈るしかない。とにかくベストを尽くし、どうなるか見てみるだけだ」とマハーチュは試合後のオンコートインタビューで語った。

 23歳のマハーチュはキャリア初のツアー決勝で、雨で延期となった第2シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)とフラビオ・コボッリ(イタリア)の勝者と対戦する。

「初めて決勝でプレーするのを楽しみにしている」とマハーチュは次戦を見据えた。

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写真◎Getty Images

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