37歳の誕生日を迎えたジョコビッチが大会デビュー戦でツアーレベルのマッチ1100勝目 [ジュネーブ・オープン]

写真はロレックス・モンテカルロ・マスターズでのノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ゴーネット・ジュネーブ・オープン」(ATP250/スイス・ジュネーブ/5月19~25日/賞金総額65万1865ユーロ/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)がヤニック・ハンフマン(ドイツ)を6-3 6-3で下してベスト8に進出した。

 上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、ジョコビッチはこの試合が大会デビュー戦だった。第6ゲームをブレークしたリードを守って第1セットを先取したジョコビッチは第3セットで0-3とリードを許したが、そこから最後の6ゲームを連取して1時間29分で試合を締めくくった。

 この日が37歳の誕生日だったジョコビッチは新たな金字塔となるツアーレベルのマッチ1100勝目をマークし、試合後にはコートでお祝いのケーキを受け取った。

 勝利が決まったあと『ハッピーバースデー』を歌って祝福してくれたファンに対し、「本当に感動した。特別な日に勝つことができて凄くハッピーだ」とジョコビッチは試合後のオンコートインタビューで語った。

「カギは誕生日だったね。試合に勝っていなかったら違うものになっていたかもしれないけど、この大会に初めて出場してよかったよ。家族も応援に駆けつけてくれているんだ。僕は人生の大部分を叔父や叔母、いとこたちと一緒に育ってきた。でも最近はあまり会う機会がないから凄くうれしい。コート内だけでなくコート外でも充実した時間を過ごしている」

 ジョコビッチは次のラウンドで、第6シードのタロン・グリークスプア(オランダ)とワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したデニス・シャポバロフ(カナダ)の勝者と対戦する。この試合はシャポバロフが7-6(7) 3-3(15-0)とリードしたが、雨により決着は翌日に持ち越しとなった。

 そのほかの試合では第2シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)、第5シードのセバスチャン・バエス(アルゼンチン)、トマーシュ・マハーチュ(チェコ)、アレックス・ミケルセン(アメリカ)が8強入りを決めた。

 第3シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)は自国の後輩であるミケルセンに4-6 6-4 5-7で競り負け、初戦でシードダウンを喫した。

 準々決勝ではルードがバエスと、マハーチュはミケルセンと顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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