チチパスが2回戦でアルトマイヤーとの片手打ちバックハンド対決に勝利「自分のテニスを味わっているように感じる」 [フレンチ・オープン]

写真は片手打ちバックハンド対決を制して2回戦を突破したステファノス・チチパス(ギリシャ)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月26日~6月9日/クレーコート)の男子シングルス1回戦で、第9シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)がダニエル・アルトマイヤー(ドイツ)を6-3 6-2 6-7(2) 6-4で退けベスト32に進出した。

 最初の1時間で完璧なプレーを披露したチチパスは27本のウィナーを決めて2セットを連取したあと相手がレベルを上げてきた第3セットをタイブレークの末に落としたが、競り合いになった第4セットで3-3から初のサービスダウンを喫しながらも続く3ゲームを連取して2時間43分で試合を締めくくった。

 アルトマイヤーはチチパスと同じく片手打ちバックハンドのプレーヤーで、現在は世界ランク83位ながら昨年の同大会では2回戦で2つのマッチポイントを凌いだ末にヤニク・シナー(イタリア)を6-7(0) 7-6(7) 1-6 7-6(4) 7-5で倒す番狂わせを演じていた。

「片手打ちバックハンドの選手と対戦する機会はあまりないから、自分のテニスを味わっているように感じるよ。非常によく似ていて、片手打ちバックハンドの選手は独特のアイデンティティをコートに持ち込むんだ。トップスピンをかけてとても効果的にコートを広く使うことができるから、彼らと対戦するとまた違った課題に対処しなければならなくなる」とチチパスは試合を振り返った。

「だからいいショットを打つには脳をいつもとは違うように使う必要がある。僕はそれに対処し、解決策を見つけなければならなかった。今日は素晴らしかった。苦しい場面もあったけど、何とか立ち直って本当にいいテニスができたと思う」

 今季の欧州クレーコートシーズンに4大会でプレーしたチチパスはマドリッドで初戦敗退を喫したが、4月のモンテカルロで2年ぶり3度目の優勝を飾るなど13勝3敗の好成績を残した。

 2021年大会準優勝者のチチパスは次のラウンドで、ジャン・ジジェン(中国)とロレンツォ・ソネゴ(イタリア)の勝者と対戦する。この試合はジャンが第1セット第7ゲームをブレークして4-3とリードしたが、雨により順延となった。

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写真◎Getty Images

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