ルードが過去2勝2敗のダビドビッチ フォキナに対する厳しい2回戦を4時間超えのフルセットで突破 [フレンチ・オープン]

写真はキャスパー・ルード(ノルウェー)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月26日~6月9日/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、第7シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)がアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)を7-6(5) 1-6 6-3 4-6 6-3で振りきりベスト32に進出した。試合時間は4時間8分。

 ふたりはこれが5度目の対決だったが、ルードが3勝2敗と勝ち越した。全仏では2021年大会の3回戦で顔を合わせ、ダビドビッチ フォキナが7-6(3) 2-6 7-6(6) 0-6 7-5で競り勝っていた。

 同大会に8年連続出場(2017年の予選敗退を含む)となる25歳のルードは、2022年と23年の準優勝がこれまでの最高成績。第4シードで臨んだ昨年は最終的にノバク・ジョコビッチ(セルビア)に6-7(1) 3-6 5-7で敗れたが、2年連続で決勝の舞台に辿り着いた。

 今季の欧州クレーコートシーズンに6大会でプレーしたルードは4月のバルセロナ(ATP500)と大会前週のジュネーブ(ATP250)でタイトルを獲得し、17勝4敗の好成績を残した。

 ルードは次のラウンドで、アルトゥール・リンデルネック(フランス)が第4セット途中で棄権したため勝ち上がった第28シードのトマス マルティン・エチェベリ(アルゼンチン)と対戦する。

 そのほかの試合では第12シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)、第13シードのオルガ・ルーネ(デンマーク)、第23シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)、トマーシュ・マハーチュ(チェコ)、タナシ・コキナキス(オーストラリア)、ラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のヨセフ・コバリク(スロバキア)が3回戦に駒を進めた。

 第18シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)がコバリクに6-4 6-4 4-6 3-6 4-6で、第31シードのマリアーノ・ナボーネ(アルゼンチン)はマハーチュに2-6 1-6 6-3 6-1 1-6で敗れ、それぞれ2回戦でシードダウンを喫した。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、Qは予選勝者、LLはラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)、Ret.は途中棄権

大会5日目◎5月30日|主な試合結果

男子シングルス2回戦

○9フランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)[23] 6-2 7-6(2) 6-0 ●11フィリップ・ミソリッチ(オーストリア)[Q]

○17テイラー・フリッツ(アメリカ)[12] 6-3 3-6 6-3 6-4 ●19ドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)

○22タナシ・コキナキス(オーストラリア)1-6 4-6 6-3 7-6(5) 6-2 ●23ジュリオ・ゼッピエーリ(イタリア)[Q]

○25トマス マルティン・エチェベリ(アルゼンチン)[28] 3-6 6-7(8) 6-1 5-0 Ret. ●27アルトゥール・リンデルネック(フランス)

-----

○32キャスパー・ルード(ノルウェー)[7] 7-6(5) 1-6 6-3 4-6 6-3 ●30アレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)

○43ヨセフ・コバリク(スロバキア)[LL] 4-6 4-6 6-4 6-3 6-4 ●41カレン・ハチャノフ(ロシア)[18]

○48オルガ・ルーネ(デンマーク)[13] 6-4 6-3 3-6 3-6 7-6(10-7) ●45フラビオ・コボッリ(イタリア)

○60トマーシュ・マハーチュ(チェコ)6-2 6-1 3-6 1-6 6-1 ●57マリアーノ・ナボーネ(アルゼンチン)[31]

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles