ルードはまたもビッグタイトルに届かず「今週は少し前進できたと思う」 [モンテカルロ・マスターズ]

写真は準優勝に終わったキャスパー・ルード(ノルウェー)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ロレックス・モンテカルロ・マスターズ」(ATP1000/モナコ・モンテカルロ/4月7~14日/賞金総額664万2938ユーロ/クレーコート)の男子シングルス決勝で、第12シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)が第8シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)を6-1 6-4で下して2年ぶり3度目の栄冠に輝いた。

 試合を通して直面した8度のブレークポイントをすべてセーブしたチチパスは1ゲームしか落とさず快調に第1セットを先取し、第2セット5-4から4度目のブレークに成功して1時間36分で歓喜の瞬間を迎えた。

 ルードはグランドスラム大会で3度(2022年&23年全仏、2022年全米)と2022年ATPファイナルズで決勝に進出するなど大舞台で実績を残しているが、ツアー10勝のすべてをATP250の大会で挙げている。

「今週は少し前進できたと思うけど、今日はうまくいかなかった。そうは言っても明らかに何歩かは進んだと思う」とルードは前向きに振り返った。

「クレーコートでいいプレーができたと思うし、昨日はノバク・ジョコビッチ(セルビア)にも勝った。あれは素晴らしい勝利だし、それが自信になることを願っている」

 タイトルこそ逃したが今季3度目の準優勝を飾ったルードは、大会後に更新されるATPランキングで6位に浮上することが確実となった。

「今年は少しだけいい軌道に戻ってきたと感じている。失うものが少ないから少し気楽にプレーできている。僕は考えていたよりも多くのことを成し遂げてきた。しかしそうすることで更に多くのものを追い求めたくなるものだ。グランドスラム大会やATP1000は夢であり、次の大きな目標だ」とルードは先を見据えた。

「この6ヵ月ほどはテニス面でもフィジカル面でも正しい方向に向かって進んでいると感じている。僕たちは正しいことをやっていると思うし、今のポジティブな流れに乗り続けられるよう願っている」

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写真◎Getty Images

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