経験値で上回るルーネが10ポイントタイブレーク0-5から巻き返してコボッリに辛勝 [フレンチ・オープン]

写真は第5セット10ポイントタイブレークの末に2回戦を突破したオルガ・ルーネ(デンマーク)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月26日~6月9日/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、第13シードのオルガ・ルーネ(デンマーク)がフラビオ・コボッリ(イタリア)に6-4 6-3 3-6 3-6 7-6(10-7)で競り勝った。

 2セットアップから反撃を受けたルーネは第4セット2-2から先にブレークしながら4ゲームを連取されて最終セットに持ち込まれたが、すべてサービスキープでもつれ込んだ10ポイントタイブレーク0-5から巻き返して迎えた最初のマッチポイントをものにして3時間50分のバトルに終止符を打った。

 第5セット4-4からのレシーブゲームで0-40のチャンスを逃して惜敗した22歳のコボッリは、「まずはオルガを称えたい。彼は第5セットで信じられないようなカムバック劇を演じた」と試合後に語った。

「雨が降ってコートに戻ってからのプレーにはとても満足している。今はこの素晴らしい大会でプレーを続ける大きなチャンスを失ったからがっかりしている。少し自分に腹も立っているけど、直ぐに立ち直ると思う。次の大会を楽しみにしているよ」

 ひとつ年下ながら既に自分よりも大舞台での経験が遥かに多いルーネとツアーレベルで初めて戦ったコボッリは、「彼(ルーネ)は既にこのような大きな試合を20~30回くらいプレーしていると思うけど、僕にとってはこれが初めてのようなものだ」と相手との違いについて話した。

「僕にはもっと経験を積む必要があるけど、今日の試合が素晴らしかったのは確かだ。自分自身を誇りに思う」

 ルーネは次のラウンドで、2セットダウンから挽回して第18シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)を4-6 4-6 6-4 6-3 6-4で倒す番狂わせを演じて勝ち上がったラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のヨセフ・コバリク(スロバキア)と対戦する。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles