アバネシアンに逆転勝利のパオリーニが初のグランドスラム準々決勝進出 [フレンチ・オープン]

写真はジャスミン・パオリーニ(イタリア)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月26日~6月9日/クレーコート)の女子シングルス4回戦で第12シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア)がエリナ・アバネシアン(ロシア)に4-6 6-0 6-1で逆転勝利をおさめ、四大大会で初のベスト8進出を果たした。試合時間は1時間54分。

 同大会に8年連続出場(2017年と18年の予選敗退を含む)となる28歳のパオリーニは、3度の2回戦進出(2020~21年、23年)がこれまでの最高成績だった。ノーシードだった昨年は、2回戦でオルガ・ダニロビッチ(セルビア)に2-6 5-7で敗れていた。

 2月のドバイ(WTA1000/ハードコート)でキャリア最大のタイトルを獲得したパオリーニは初めてトップ20入りを果たし、グランドスラム自己最高のシード順位で今大会を迎えている。

 ともにキャリア2度目のグランドスラム4回戦をプレーしたふたりは、今回が初顔合わせ。パオリーニが1月のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)以来、アバネシアンは昨年の同大会でラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)から快進撃で同じラウンドまで勝ち進んでいた。

 今大会でのパオリーニは1回戦でダリア・サビル(オーストラリア)を6-3 6-4で、2回戦でラッキールーザーのヘイリー・バティスト(アメリカ)を6-4 7-6(6)で、3回戦ではビアンカ・アンドレスク(カナダ)を6-1 3-6 6-0で破って16強入りを決めていた。

 パオリーニは次のラウンドで、第4シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)と対戦する。ルバキナは4回戦で、第15シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)を6-4 6-3で下して勝ち上がった。

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写真◎Getty Images

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