よき友人のグラチェワ倒したアンドレエワが17歳にして初のグランドスラム8強入り「とても特別な勝利」 [フレンチ・オープン]

写真は初のグランドスラム8強入りを決めた17歳のミルラ・アンドレエワ(ロシア)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月26日~6月9日/クレーコート)の女子シングルス4回戦で17歳のミルラ・アンドレエワ(ロシア)がバルバラ・グラチェワ(フランス)を7-5 6-2で倒し、四大大会で初のベスト8進出を果たした。

 第7ゲームで先にブレークした直後に追いつかれたアンドレエワは4-5で15-40のピンチを凌いでキープしたあともう一度相手のサービスゲームを破って第1セットを先取し、お互いに一度ずつサービスダウン喫したあと2-2から最後の4ゲームを連取して1時間31分で勝利を決めた。

 ここ18年間で18歳になる前にロラン・ギャロスの準々決勝に進出したのは、2019年のアマンダ・アニシモワ(アメリカ)と21年のココ・ガウフ(アメリカ)に次いでアンドレエワが3人目となる。しかしながら彼女は既に昨年のウインブルドンと1月のオーストラリアン・オープンで16強しており、ある程度予期された躍進でもあった。

 元々ロシア人ながら昨年に5年以上居住していたフランスの国籍を取得したグラチェワとアンドレエワは公式戦での対決は初めてだったが、ともに南フランスに拠点を置いているためよく一緒に練習する仲だった。

「もちろん最高の気分よ。私にとってとても特別な勝利になった。彼女(グラチェワ)はフランス人選手でよき友人でもあるから、対戦するのは大変だった。何とか勝つことができて凄くうれしいわ」とアンドレエワは試合後にコメントした。

「大きなコートで大きなステージで観客がたくさんいたから、落ち着きを保って自分のテニスをやり続けることができたことを誇りに思う」

 アンドレエワは次のラウンドで、第22シードのエマ・ナバーロ(アメリカ)を6-2 6-3で破って勝ち上がった第2シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)と対戦する。ふたりは過去2戦してアンドレエワは連敗しており、約1ヵ月前のマドリッド準々決勝ではサバレンカが6-1 6-4で勝っている。

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写真◎Getty Images

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